JX日鉱日石エネルギーは5日、東京都八王子市に、同社として都内初となる「八王子高倉水素ステーション」を開所したと発表した。
同水素ステーションは、同社の子会社であるENEOS水素サプライ&サービス(社長:内島一郎氏)が運営する水素ステーション1号店となる。圧縮水素を水素トレーラーなどで輸送して供給する。供給能力は300Nm3/hで、燃料電池車1台に充填できる水素量を最大50Nm3とした場合、1時間当たり5~6台に充填することが可能という。充填圧力は70メガパスカル、充填時間は1台当たり約3分間。敷地面積は328坪。
同社はこれまで、次世代自動車振興センター「燃料電池自動車用水素供給設備設置補助事業」の採択を受け、23カ所の商用水素ステーションの開所に向けた準備を進めてきた。2013年12月25日には、全国初のサービスステーション一体型の水素ステーションとして、神奈川県海老名市に当社商用水素ステーション1号店となる「Dr.Drive海老名中央店」(運営:ENEOSネット)を開所。2015年度内には、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県および愛知県の1都4県に合計11カ所の水素ステーションを順次開所し、水素販売を開始していくという。