北陸新幹線長野~金沢間の一般参加者向け試乗会が7日から始まった。新型車両W7系を使用し、長野駅・金沢駅からそれぞれ700名ずつ乗車。長野~金沢間を往復した。
今回の試乗会の参加者募集は昨年12月に実施され、応募者の総数は21万6,319名(応募件数8万5,407件)で、募集人員2,800名(各回700名ずつ)の約77倍という結果に。試乗会初日は金沢駅発の第1回、長野駅発の第2回が実施された。
長野駅では10時15分頃、11番線ホームにW7系(W3編成)の試乗会列車が到着。ホーム先端では、これから乗車するW7系や、隣のホームに並ぶE7系(長野新幹線「あさま」で使用)を写真に収める参加者の姿が多く見られた。W7系の試乗会列車は10時40分すぎに長野駅を発車。開業直前の長野~金沢間を走行した。
その後、11時20分頃に金沢駅からの試乗会列車が11番線ホームに到着。W7系(W5編成)による運転で、長野県観光PRキャラクター「アルクマ」も乗客らを出迎えた。開業よりひと足早く金沢~長野間の走行を体験した参加者からは、「振動が少なくて静か」「車窓の景色がすごくきれい」「乗れて幸せです」などの感想が聞かれた。同列車は11時45分頃、「アルクマ」らが見送る中、長野駅を発車し、金沢駅へ折り返していった。
北陸新幹線長野~金沢間の一般参加者向け試乗会は8日も行われ、金沢駅10時20分頃発の第3回、長野駅10時40分頃発の第4回を実施予定。それぞれ長野~金沢間を往復する。