今年も近づいてきたバレンタインデー。働く女性の中には、「会社で配る義理チョコ準備、面倒だな~」と思う人も多いだろう。そんな中、サイバーエージェントは全社メールで「義理チョコ抑制令」を出したという。女性社員の負担軽減への配慮から、とのことだ。
会社で配る義理チョコは、「数」が必要なため低予算。でも、40代、50代の上司にチープなものを渡すのも気が引ける。そう、意外と義理チョコ選びは難航するのだ。しかしながら、「ホワイトデーに会社の男性からお返しがなくてビックリした」(37歳女性・会社員)という声も。苦労して、いろんなことに配慮しながら義理チョコを選んでも、報われないこともあるのだ。
今年の義理チョコトレンドは?
様々な問題をはらんでいる義理チョコ。今年はどのような動きがあるのだろうか。恋愛作家の片瀬萩乃さんによると、「会社の人への義理チョコは、今年は土曜日ということもあって渡さない人も増えてきます。渡す人も、前日や翌週の月曜日に渡すと言った気遣いをしています。その場合は、『1日早いですが(もしくは、遅くなりましたが)、いつもありがとうございます』と一言添えて渡すと、『お返しを考えるのが面倒だし、義理チョコはもらいたくない』と思っている男性社員も悪い気はしません。とは言ってもやはり、今年は残念ながら確実に義理チョコの数は減ることでしょう」。
しかしながら、今年は週末バレンタインだからこその特徴があると片瀬さん。「会社用の義理チョコ代が浮いたわけですから、今年は会社以外の義理チョコへシフトしていきます。それが"義理友チョコ"です」。
「今までは義理チョコは仲の良い友人のみにあげていましたが、その対象となる友達の層が広がっていくのではないでしょうか。最近のチョコはプチプラでかわいいものが多いので、女子会をした時に配り、"かわいい"を共有する女性も今年は増えると思われます」。
本命チョコと義理チョコだけではなく、自分チョコや逆チョコ、さらには義理友チョコ……。もう何がなにやらわからないバレンタインだが、今年は義理チョコにも新たな動きがありそうだ。流れに乗り遅れないように!