財務省は6日、2015年1月末現在の外貨準備状況を発表した。それによると、1月末時点の外貨準備高は前月末比5億5,500万ドル増の1兆2,611億300万ドルとなり、2カ月ぶりに増加した。米国で金利が低下し、米国債の時価評価額が上がったことや、金相場の上昇などが影響した。
項目別に見ると、外貨が1兆1,997億9,700万ドルで、このうち米国債などの証券が1兆1,675億8,700万ドル、預金が322億1,000万ドル。預金の内訳は、外国中央銀行およびBISへの預金が266億2,000万ドル、本邦金融機関への預金が50億9,000万ドル、外国金融機関(本邦内拠点分)への預金が5億ドルだった。
IMFリザーブポジションは114億100万ドル、SDRは183億8,700万ドル、金は310億600万ドル、その他外貨準備は5億1,200万ドルとなった。
また、その他外貨資産は513億2,100万ドルだった。