JR東日本長野支社は、4月4日から新たな観光列車「おいこっと」を運転開始する。土休日を中心に、しなの鉄道北しなの線・JR飯山線長野~十日町間を1日1往復運行する。
6月末まで、のべ23日間の運転日と運転時刻も発表され、ゴールデンウィーク期間の5月2~6日は毎日運転。往路は長野駅9時15分発・十日町駅11時46分着、復路は十日町駅15時30分発・長野駅18時05分着で、往路・復路ともに長野駅と飯山駅で東京・金沢両方面から北陸新幹線「はくたか」「かがやき」に接続する。
十日町駅では往路・復路ともに観光列車「越乃 Shu*Kura」(上越妙高~十日町間)に接続。長野~上越妙高間を北陸新幹線もしくはしなの鉄道北しなの線・えちごトキめき鉄道で移動すれば、長野駅を起点に「おいこっと」「越乃 Shu*Kura」、北陸新幹線または第3セクター鉄道を乗り継ぐ周遊の旅が楽しめる。
「おいこっと」はキハ110系(2両)を改造し、古民家を思わせる内装とした観光列車。一風変わった列車名は、「TOKYO」を逆から読んだもので、「『日本人のこころのふる里』を代表するローカル線として、訪れる人すべてにやすらぎと癒しを提供したい」(長野支社)との思いが込められているという。定員は2両編成で76名だが、1両編成(定員38名)で運転される場合もあるとのこと。観光列車としての運転開始に先立ち、「おいこっと」車両自体は今年1月から、定期列車として飯山線を中心に運行している。