三陸鉄道とIGRいわて銀河鉄道は3月11日、個人参加型の「震災学習列車」を運行する。東日本大震災で大きな被害を受けた被災地・岩手の現状を見学することで、参加者の防災意識向上に役立ててもらおうとの趣旨だという。
IGRいわて銀河鉄道盛岡駅発の北リアス線コース(往路はIGR利用)と、JR盛岡駅発の南リアス線コースの2コースあり、北リアス線コースは「復活へ一歩一歩動き出す、北の海の光景。」をテーマに、道の駅くじ、久慈石油備蓄基地・もぐらんぴあ再建予定地、もぐらんぴあ「まちなか水族館」、田野畑村島越地区、道の駅いわいずみなどを見学。久慈~田野畑間は「震災学習列車」から見学する。
南リアス線コースは、「未来を見据えた、復興の軌跡。」をテーマに、最先端の耐震木造庁舎である住田町役場新庁舎、陸前高田市の奇跡の一本松、気仙大工左官伝承館、道の駅とおの風の丘などを見学。盛~釜石間は「震災学習列車」で移動する。
両コースとも、「震災学習列車」車内では三陸鉄道社員によるガイドがあり、地震発生時刻の14時46分には黙祷をささげて犠牲者の冥福を祈る。旅行代金は、両コースとも大人9,500円、子供8,500円。代金には貸切バス代、交通機関乗車代、昼食代などを含む。各コース定員40名。IGRいわて銀河鉄道「銀河鉄道観光」にて申込みを受け付ける。
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