JR西日本と関西の私鉄各社は、各社相互間での利便性向上と利用拡大を目的に、3月1日から各種IC連絡定期券のサービスを開始する。JR西日本と私鉄との2社間およびJR西日本と京阪電気鉄道を含む3社間でそれぞれ設定される。

JR西日本と関西私鉄各社でIC連絡定期券のサービスがスタート

2社間のIC連絡定期券として新たに発売するのは、三ノ宮(三宮)駅・住吉駅を接続駅とするJR西日本・神戸新交通IC連絡定期券と、梅田駅・三ノ宮(神戸三宮)駅・西九条駅を接続駅とするJR西日本・阪神IC連絡定期券。IC定期券を発売する際の対象カードは各社によって異なり、JR西日本では「ICOCA」または「SMART ICOCA」、神戸新交通と阪神電鉄では各種「PiTaPaカード」となる。神戸新交通では販売開始時期が5月頃になる見込み。

3社間のIC連絡定期券として、京橋駅・新今宮駅を接続駅とする京阪・JR西日本・南海IC連絡定期券、京橋駅・大阪駅・梅田駅・西九条駅を接続駅とする京阪・JR西日本・阪神IC連絡定期券も発売。京阪電気鉄道では「ICOCA」または「SMART ICOCA」、南海電気鉄道・阪神電気鉄道では各種「PiTaPaカード」として販売する。

いずれも発売券種は通勤定期乗車券と通学定期乗車券で、通用期間は1カ月・3カ月・6カ月。運賃は従来の磁気定期券と変わらないとのこと。