ワイモバイルは5日、車のシガーソケットに挿入するだけで車内をWi-Fiスポット化できる製品「404HW」(Huawei製)を発表した。通信には、ワイモバイルが提供するUSIMカードを利用する。発売時期は3月下旬を予定している。本稿では、写真で製品のポイントをチェックしていく。
404HWは、ワイモバイルが提供する最大で3枚のUSIMカードが使える「シェアプラン」が利用できる製品。車のシガーソケットに挿しこむだけで、車内がWi-Fiスポットになる。ITリテラシーが高い30から40代の男性をメインターゲットに想定しているという。
ユーザーが操作できるボタンは「電源ボタン」の1つだけという、いたってシンプルな作り。デザインについて、説明員は「ゴルフクラブや、車のシフトレバーを想起させるデザインを採用した。車内でも違和感なく使えるように配慮されている」と解説していた。
背面には5V/1AのUSB端子を備える。ここにUSBケーブルを接続すれば、スマートフォンなどの端末を充電できる。これにより、シガーソケットが埋まってしまうデメリットを回避している。
カラーバリエーションはブラックの1色で展開。サイズは約93.2×59.6×49.6mm、重さは約68g。通信ネットワークに関しては、Band1(2.1GHz)、Band3(1.7GHz)、Band8(900MHz)でLTE通信が、Band1で3G通信が利用できる。通信方式(LAN)はIEEE802.11b/g/nに対応。同時接続台数は10台となっている。価格は検討中とのこと。販売チャネルとしては、まずワイモバイルショップでの販売から始める予定。説明員の話では、タクシー会社などにも提供していく予定とのことだった。
(記事提供: AndroWire編集部)