ソフトブレーン・フィールドはこのほど、「使い捨てマスク」に関する調査結果を発表した。同調査は1月20日、同社とクレディセゾンの共同事業「Point of Buy 購買理由データ」のアンケートモニターである20~80代の男女6,953名を対象に、インターネットで実施したもの。
まず「使い捨てマスクを使用するシチュエーション」を聞いたところ、最も多かったのは「風邪・インフルエンザ予防」で59.9%にのぼった。次いで、「風邪・インフルエンザ罹患(りかん)時」(56.5%)、「花粉対策」(35.4%)があがった。
男女別に見ると、「風邪・インフルエンザ予防」としての着用は女性が67.2%なのに対し、男性は49.9%にとどまっている。このほか、「寒さ対策」(女性33.8%、男性19.1%)、「唇や顔の乾燥予防」(女性21.7%、男性10.9%)、「ノーメイクまたは無精ひげの時」(女性23.4%、男性3.4%)の項目で男女間に大きな差が見られた。
一方で「使用しない」と回答した人は女性が9.2%なのに対し、男性は19.7%と男性の方が10.5ポイントも高い結果となっている。
続いて、「使い捨てマスクを使用しない」と回答した人を除く6,008名を対象に、使い捨てマスクを使用する季節を聞いた。その結果、「冬(12月~2月)」が75.5%で最多となり、「春(3月~5月)」が36.2%で続いた。一方で「通年で使用する」人も17.5%おり、特に女性に多いことがわかった。
使い捨てマスクの交換頻度について聞いたところ、「1日に1回」交換する人が63.7%で最も多かった。一方で「2~3日に1回」「1週間に1回」「それ以上(1週間に1回より低い頻度)」の回答を合わせると、約4人に1人が使い捨てマスクを複数日使用していることがわかった。
使い捨てマスクの購入業態については、「ドラッグストア、薬局」が77.6%でトップとなった。次いで、「スーパー」(31.0%)、「ホームセンター」(14.6%)、「コンビニエンスストア」(9.8%)があがっている。また、「インターネットショッピング」で購入する人も6.0%いることがわかった。
そこで「使い捨てマスクの購入時に重視するポイント」を聞いたところ、「価格」と回答した人が66.3%で最も多かった。次いで、「形・サイズ」(52.9%)、「フィット感」(52.4%)、「カット効果」(45.1%)があがった。
なお「形・サイズ」については、男女で傾向が分かれ、「形・サイズ」を重視する男性は42.3%なのに対し、女性は59.7%と17.4ポイントの差が開いた。
具体的なコメントを見ると、「使い捨てなので、価格が安い物を選びます。また、普通サイズだと大きすぎるので、必ず女性・子どもサイズを購入します。ポイントは、価格とサイズです」(40代女性)、「風邪やウイルスの予防と考えるとフィットする形は大切で、マメに交換した方が良いらしいのでコストパフォーマンスも大切だと思う」(40代女性)など、価格とサイズ、フィット感に関するコメントが多数あがった。
一方で、「ノーメイク隠しなどで使用するマスクは特にこだわりなし。インフルエンザなどが流行している時に人混みに行く時に使用するマスクはウイルス細菌を99%以上カットなどとされているマスクを使用する」(30代女性)など、用途に応じて購入するアイテムを使い分けているという意見もあった。