ケンコー・トキナーは2月3日、テレコンバーター製品の「テレプラス HD 1.4X DGX キヤノンEOS EF/EF-S」および「テレプラス HD 2X DGX キヤノンEOS EF/EF-S」において、キヤノンのSTM(ステッピングモーター)レンズ7本が正常に動作しない不具合を発表した。

テレプラス HD 1.4X DGX キヤノンEOS EF/EF-S

テレプラス HD 2X DGX キヤノンEOS EF/EF-S

不具合が発生しているSTMレンズは以下の7本。

  • EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM
  • EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS STM
  • EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM
  • EF-S24mm F2.8 STM
  • EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STM
  • EF40mm F2.8 STM
  • EF24-105mm F3.5-5.6 IS STM

現在、ファームウェアの開発を行っており、上記のうち以下の3本に関しては、アップデートにより動作が可能になる見込み。

  • EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM
  • EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS STM
  • EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM

ファームウェアのアップデートはメーカー送付にて対応。製品の発送手順などに関しては、3月上旬頃に改めて告知を予定している。 ただし、本製品を介してフルサイズカメラにEF-Sレンズを取り付けて使用した場合は、引き続き動作保証外。またアップデートを行っても、EOS Kiss X6シリーズ以前のEOS Kissシリーズと上記3本のレンズの組み合わせでは動作しない場合がある。

以下のSTMレンズについては、ファームウェアのアップデート対応後も動作対象外。

  • EF-S24mm F2.8 STM
  • EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STM
  • EF40mm F2.8 STM
  • EF24-105mm F3.5-5.6 IS STM

「テレプラス HD」は、2014年12月発売。従来品に比べてレンズ性能が向上しており、以前はEFレンズのみ装着可能だったのがEF-Sレンズも使用できるようになった。光学系が新設計となっており、解像度は同社比で150%アップしている。