エースコックはこのほど、同社商品「だしの旨みで減塩」シリーズが、国立循環器病研究センターより「かるしお認定」の加工食品第1号に選ばれたことを発表。それを反映して2月2日、「かるしお認定 だしの旨みで減塩」シリーズとしてリニューアル発売した。同日、商品発表会が行われた。

(左から)国立循環器病研究センター研究開発基盤センター長・妙中義之氏、エースコック代表取締役社長・村岡寛氏

「かるしお」とは、「塩分を減らしても、おいしい」ではなく、「少ない塩分だからこそ、おいしい」という新しい減塩の考え方。軽く塩を使って素材やだしのうまみを引き出す京料理の考え方がベースになっているという。

国立循環器病研究センターは「かるしおプロジェクト」を立ち上げ、これまでにレシピ本を発売するなど普及に努めてきた。

そして同センターは2014年11月14日、信頼できる減塩の印として市販食品に対する「かるしお認定制度」を開始した。同制度では、「かるしお認定基準」に基づいて食品事業者から申請のあった製品の審査を実施。基準を満たした製品に対して「かるしおマーク」の表示を認め、わかりやすく食生活を改善するための一助となることを目指しているという。

エースコックの「だしの旨みで減塩」シリーズが「かるしお認定」の加工食品第1号に選ばれた

「だしの旨みで減塩」シリーズは、「かるしおマーク」の表示が認められた加工食品第1号となる。開発の背景として、同社では近年の健康ニーズの高まりを受け、「おいしい、ヘルシー」をテーマにした商品の開発に取り組んできた。そして、次なる健康価値の追求として「減塩」に力を入れることにし、2013年9月に同シリーズが誕生した。

同シリーズは、塩分を30%(※)カットしている。1食分に含まれる塩分量は、ミニサイズが1g台、レギュラーサイズが約2.5gとのこと。また、香辛料や具材の風味などによりだしのうまみを引き立てることで、"味のもの足りなさ"をカバーすることに成功したという。※日本食品標準成分表2010 中華/和風スタイル即席カップめん(油揚げ麺)との比較。

「かるしお認定 だしの旨みで減塩 鶏炊きうどん」(税別113円)

「かるしお認定 だしの旨みで減塩 小海老天そば」(税別113円)

「かるしお認定 だしの旨みで減塩 中華そば」(税別113円)

「タテ型 かるしお認定 だしの旨みで減塩 中華そば」(税別180円)

「タテ型 かるしお認定 だしの旨みで減塩 野菜タンメン」(税別180円)

ミニサイズは「かるしお認定 だしの旨みで減塩 鶏炊きうどん」「かるしお認定 だしの旨みで減塩 小海老天そば」「かるしお認定 だしの旨みで減塩 中華そば」(各めん30g/各税別113円)の3種、レギュラーサイズは「タテ型 かるしお認定 だしの旨みで減塩 中華そば」「タテ型 かるしお認定 だしの旨みで減塩 野菜タンメン」(各めん50g/税別180円)の2種。

適量でヘルシーなミニサイズは高齢者や女性、ボリュームのあるレギュラーサイズはしっかり食べたい男性におすすめだという。

今回の認定にあたり、エースコック代表取締役社長の村岡寛氏は、「この商品を通じてお客さまが食を楽しみながら、おいしく減塩できる環境を作る一助になれば幸いです」とコメントした。