東京都は2日、都内の第3次産業および産業全体の活動状況を総合的にとらえることを目的とした「東京都第3次産業活動指数」「東京都全産業活動指数」の公表を開始した。都道府県で公表するのは東京都が初めてとなる。

指数の基準年次は2005年で、指数は基準年の平均を100.0とした比率で表している。

2014年11月の第3次産業活動指数は前年同月比1.4%上昇の104.0。業種別に見ると、全13業種中、6業種で上昇、6業種で低下、1業種で横ばいとなった。上昇した業種は、運輸業、郵便業が前年同月比22.3%上昇、宿泊業、飲食サービス業が同7.5%上昇など。低下した業種は、生活関連サービス業、娯楽業が同6.4%低下、卸売業、小売業が同6.3%低下など。複合サービス事業は横ばいだった。

第3次産業活動指数の増加率の推移(前年同月比)(出典:東京都Webサイト)

11月の全産業活動指数は前年同月比1.3%上昇の101.6。産業別に見ると、全5業種(農林水産業は年次のみ)中、3業種で上昇、1業種で低下した。上昇した業種は、建設業が前年同月比2.3%上昇 第3次産業が同1.4%上昇、公務等が同1.1%上昇。一方、工業は同3.1%低下した。

各産業別の増加率(前年同月比)(出典:東京都Webサイト)