極冷の大本命がGTX 980に

ASUSの「MATRIX-GTX980-P-4GD5」は、オーバークロッカー向けに特化されたGeForce GTX 980搭載グラフィックスカード。同社「R.O.G.」シリーズの製品で、「DirectCU II」クーラーを搭載、コアクロックは1,126/1,216MHzから1,241/1,342MHzへと、100MHz以上も高速化されている。価格は103,000円前後。

ASUSの「MATRIX-GTX980-P-4GD5」。箱はマザーボード並みに大きい

MATRIXシリーズらしく、左側は「CoolTech」ファンを搭載している

MATRIXシリーズの特徴の1つは、液体窒素を使ったいわゆる"極冷"時において、メモリの霜取りができる「Memory Defroster」機能だ。これにより、メモリ周りが凍結することで起動に失敗する"Cold Bug"を防ぐことができる。初期状態でこの機能はオフになっているが、4ピン電源を接続し、基板上の接点を2カ所ショートすれば使用可能になる。

こちらが「Memory Defroster」機能の効果。左が無効時、右が有効時だ

なお31日(土)にはオリオスペック店内にて、若手オーバークロッカー清水貴裕氏による極冷OCイベントが開催。ショップの公式Twitterによれば、同製品を使って最終的に2,120MHzまで達成することができたそうだ。録画も公開されているので、極冷の方法など、興味がある人は見てみると良いだろう。

オーバークロッカー清水貴裕氏。取材時はちょうど準備中だった

同店では製品購入特典として、清水氏のOC設定入りUSBメモリをプレゼント

MX100後継の低価格向けSSD

Crucialの「BX100」は、低価格向け2.5インチSSDの新シリーズ。「MX100」シリーズの後継という位置付けになっており、特に低容量モデルで速度が向上している。同社製SSDとしては、初めてSilicon Motion製「SM2246EN」コントローラを採用したのも特徴だ。価格は、120GBが9,000円前後、250GBが14,500円前後、500GBが26,000円前後、1TBが52,000円前後。

■各モデルのデータ転送速度
容量 120GB 250GB 500GB 1TB
シーケンシャルリード 535MB/s
シーケンシャルライト 185MB/s 370MB/s 450MB/s
ランダムリード 87000IOPS 90000IOPS
ランダムライト 43000IOPS 70000IOPS

Crucialの「BX100」。7mm→9.5mmへの変換スペーサも付属している