ドイツの時計ブランド「Sinn(ジン)」は、日本限定80本となる機械式時計「144.MEISTERBUND.IV」を発売した。価格は378,000円。
MEISTERBUND(マイスターブンド)シリーズは、ジンの社長であるローター・シュミット氏が「マイスター連合」と名付けた日本の選び抜かれた正規販売店が、多くの意見を寄せて生まれたモデル。今回の新作はシリーズ第4弾となり、2014年に誕生から40年周年を迎えたジンの伝説的クロノグラフ「144」をベースにしている。
モデル「144」は、ベゼルをインナー式にしてデザインを重視したクロノグラフ(ジンのコレクションはブラック回転ベゼルを搭載したパイロットウオッチが多い)。コンパクトなステンレススチール製ケースを採用し、スマートな仕上がりとなっている。
MEISTERBUNDモデルはミッションタイマーという位置づけによって、りゅうずを逆位置に搭載。パルスメーターとタキメーターの目盛り色を変えることで、それぞれを区別しやすくした。
ダイヤルの9時位置に配したジンのロゴマークには、MEISTERBUNDモデルのキーカラーとなる赤を採用。デイデイト表示の下にも「MEISTERBUND IV」の文字を赤でデザインしている。ステンレススチール製の裏ぶたには、「Eine von 80」(80本のうち1本)というドイツ語を刻印した。
ケースサイズは直径41×厚さ14.5mm、風防ガラスは両面無反射サファイアガラスで、負圧耐性と20気圧の防水性能を備える。時分針とインデックスには夜光処理を施した。ねじ込み式のケースバックはシースルーとなっている(内側が無反射コーティングのサファイアクリスタル)