ワコムは、同社が1月6日に発表した液晶ペンタブレット「Cintiq」シリーズの新しいフラグシップモデルとなる「Cintiq 27QHD」および「Cintiq 27QHD touch」を、同社の直営Webショップ「ワコムストア」および一部家電量販店にて2月13日より順次販売する。また、Windows 8.1を搭載した能モバイル液晶ペンタブレットの新モデル「Cintiq Companion 2」を2月20日に販売を開始すると発表した。それに先駆け本日より「ワコムストア」および一部家電量販店において、事前販売予約の受付を開始している。
2月13日に発売される「Cintiq 27QHD」および「Cintiq 27QHD touch」は、同社の液晶ペンタブレット「Cintiqシリーズ」の中で最大となる27型QHD(最大表示解像度2560×1440、アスペクト比16対9)の液晶パネルを搭載した、広いワークスペースと色再現力に優れた新しいフラグシップモデル。このうち「Cintiq 27QHD touch」は同サイズでタッチ入力にも対応している。全面ガラススクリーンを採用した継ぎ目のないフルフラットなデザインを採用し、一部機種で使用不可となっていたハードフェルト芯をはじめ、「Cintiq」向けに提供される替え芯を用いての作業が可能となっている。また、従来は本体に内蔵されていたファンクションキーが、17個のファンクションキーとタッチホイールを備えたマグネット脱着式・RFワイヤレス接続のコントローラー「ExpressKey Remote」に集約され、横向き/縦向き、画面の上やサイド、手のひらの中、机の上など幅広い利用方法が可能になっている。
一方、2月20日に発売予定の「Cintiq Companion 2」は、Windows 8.1またはWindows 8.1 Proを搭載した13.3型モバイル液晶ペンタブレットで、場所を問わずどこでも自由に作品づくりが可能な新モデル。従来機種のWindows 8搭載モデルでは非対応となっていた「デスクトップモード」に対応したことで、外出先ではスケッチなどを描きとめるための高性能Windows8.1搭載タブレットとして、自宅やスタジオではPCやMacに接続して13型液晶ペンタブレットとして使うことができる(対応OS:Windows 7以降/Mac OS X 10.8以降)。なお、液晶パネルの最大表示解像度は、WQHD(2,560×1,440ドット)に拡張され、インタフェース面においてもUSBポートが2基から3基に増加されたほか、Micro SDカードスロットに加え「SDカードスロット」を増設、盗難防止に役立つ「セキュリティスロット」が新たに追加されるなどの改良がなされている。
また、価格はすべてオープンで、ワコムストア価格は「Cintiq 27QHD」が26万8,000円、「Cintiq 27QHD touch」が31万8,000円。一方の「Cintiq Companion 2」はCPU、GPU、ストレージ、メモリの違いにより価格が異なり、64GB SSDモデルが17万8,000円、128GB SSDモデルが20万8,000円、256GB SSDモデルが26万8,000円となっている(価格はいずれも税別)。
なお、これらの新製品は2月8日に千葉県・幕張メッセにて開催される「ワンダーフェスティバル 2015 [冬]」および2月12日~15日に神奈川県・パシフィコ横浜で開催される「CP+ 2015」といったふたつのイベントで、実際に体験できるということだ。