『R‐1ぐらんぷり2015』の決勝進出者発表会見が2日、都内で行われ、ファイナリスト9人がお披露目された。

『R‐1ぐらんぷり2015』の決勝進出者発表会見に出席したゆりあんレトリィバァ、あばれる君、とにかく明るい安村、厚切りジェイソン、エハラマサヒロ、アジアン馬場園、NONSTYLE石田、やまもとまさみ、じゅんいちダビッドソン(左から)

過去最多となる出場者3,751人の中から決勝進出を決めたのは、ゆりあんレトリィバァ、あばれる君、とにかく明るい安村、厚切りジェイソン、エハラマサヒロ、アジアン馬場園、NONSTYLE石田、やまもとまさみ、じゅんいちダビッドソンの9人。前大会の優勝者であるやまもとまさみは、第5、6回で2連覇を果たすも未出場のなだぎ武をライバルにあげ、「前人未到の3連覇を目指してるから、2016年しか見えてません」と豪語。優勝者には、賞金500万円と副賞の冠番組が授与されるが、「絶対に貯金です。水物ですからすぐ無くなってしまって」と昨年の反省を踏まえつつ、「電車の中で『R‐1で優勝したあばれる君って面白いよね~』っていう会話を聞いてしまった」と悲しいエピソードを披露して笑いを誘った。

一方、自らトップバッターを選んだゆりやんレトリィバァが、「誰もついて来れない空気を作りたい。馬場園さんとの女性対決で頑張りたい」と闘志を燃やすと、アジアン馬場園は、「隅田さんが『今年は婚活に集中したい』って焦ってはって。私も1人で頑張らないと食いっぱぐれるから頑張らな」と意欲満々。また、昨年にコンビを解散したばかりのとにかく明るい安村は、「先月の給料が4万円だったので、優勝して500万円をとっぱらいでもらいたい」と切々とした表情で意気込んでいた。

そんなファイナリストたちから、芸歴4ヶ月にも関わらず、「予選でめっちゃウケてたから負けたくない」と最もライバル視されていた米国出身の厚切りジェイソン。IT企業に会社員として勤めながら、お笑い芸人を目指しており、「大物だらけで想像をはるかに超えてるけど、勢いだけでやり尽します!以上!」と気合い十分で、決勝戦で同じブロックで戦うエハラマサヒロは、「ジェイソンの後だけは嫌だと思ってたのに」と苦笑いしていた。

また、決勝戦では、ファイナリスト9人に加えて"復活ステージで勝ち上がった3人も参戦し、計12人でのトーナメント戦を行う。"復活ステージ"には、COWCOW善し、中川パラダイス、ガリガリガリクソン、スギちゃん、レイザーラモンRG、AMEMIYAら3回戦突破者が出場するが、MCを務める雨上がり決死隊の宮迫博之は、「誰が来ても強敵になると思うから頑張って!」とファイナリストたちにエールを送った。

今年で13回目となる『R‐1ぐらんぷり2015』は、"ひとり芸日本一"を決めるお笑いグランプリ。決勝戦の模様は、関西テレビ・フジテレビ系で10日19時から生放送予定。