観光庁はこのほど、2014年10~12月期の訪日外国人消費動向調査の結果を発表した。それによると、10~12月期の訪日外国人の旅行消費額は前年同期比51.6%増の5,605億円となり、4期連続で過去最高を更新した。

1人当たりの旅行支出額は前年同期比8.6%増の15万2,471円。単価の高い中国人旅行者が大幅に増えたため、旅行支出額が増加した。国・地域別に見ると、中国が同4.3%増の23万154円、米国が同4.5%減の16万7,615円、香港が同4.0%増の15万4,343円、台湾が同16.4%増の13万3,812円などとなった。

訪日外国人1人当たり旅行支出(出典:観光庁Webサイト)

訪日外国人数は前年同期比39.6%増の367万6,305人。国籍・地域別では、韓国が同48.3%増の75万9,477人、台湾が同31.1%増の70万8,898人、中国が同94.1%増の62万714人、香港が同36.2%増の26万8,747人などとなった。

国・地域別の旅行消費額を見ると、中国が前年同期(706億円)の約2倍、102.5%増の1,429億円(構成比25.5%、以下同)でトップ。以下、台湾が同52.6%増の949億円(16.9%)、韓国が同48.9%増の610億円(10.9%)、香港が同41.7%増の415億円(7.4%)、米国が同5.7%増の384億円(6.9%)と続き、上位5カ国で全体の67.5%を占めた。