資生堂のクレ・ド・ポー ボーテはこのほど、20代・30代の会社員女性500名を対象に「美容に関する意識調査」を実施し結果を発表した。調査期間は2014年12月2日~3日。

目もとにクマがあるだけで、+4.4歳!

「クマの有無による見た目年齢」

調査ではまず、「見た目の印象に最も影響する顔のパーツは?」と質問したところ、約9割が「目・目もと(86.8%)」と回答。さらに、「美しく見せようと工夫している顔のパーツ」についても、「目・目もと(74.2%)」と答えた人が断トツだった。

そこで、同じ写真で目もとにクマがないものとあるものを用意し、何歳ぐらいに見えるか調査した結果、クマのない女性(写真A)の見た目年齢は26.9歳だったのに対し、クマのある女性(写真B)の見た目年齢は31.3歳という結果に。目もとにクマがあるだけで実に4.4歳も老けて見られることがわかった。

目もとのケアができている女性は、わずか14.6%

「自分の目もとのお手入れ状況」

自分の目もとについて悩んでいることを尋ねたところ、「目の周りの乾燥(76.8%)」や「目の周りのクマ(75.6%)」、「色素沈着(69.0%)」など、約8割の女性が何らかの目もとの悩みを抱えていることがわかった。しかしながら、目もとのお手入れ状況について質問したところ、「しっかりケアできている(14.6%)」と言う人は少なく、およそ8割が「ケアしたい気持ちはあるが、 おろそかになりがち(81.8%)」と回答した。

「目もとケアをしない・できない理由」

続いて、目もとケアが不十分だと答えた女性427名にその理由を尋ねたところ、最も多かったのは「アイクリームや目もとの美容液など目もとケアのアイテムは価格が高い/高そうだから(52.9%)」で、次いで「面倒になってしまうから(49.2%)」、「何をしたらいいかよくわからないから(42.4%)」と続いた。

クマに悩んでいる人ほど、目の疲れを強く感じている

「PCを見て目の疲れを感じる」

日常的にパソコンを使う女性485名に、パソコンを見て目の疲れを感じるか聞いたところ、「疲れを感じる(91.1%)」という人は9割を超え、そのうち半数以上が「疲れを感じることがよくある(55.3%)」と回答した。

この結果をクマの悩み度合い別に見てみたところ、目もとのクマに「とても悩んでいる」女性は疲れを感じる割合が96.6%と、全く悩んでいない女性の87.4%と比べて10ポイント近くも高いことがわかった。

同様に、スマートフォンユーザー445名に対しても調査した結果、84.0%が「疲れを感じる」と回答。また、目もとのクマに「とても悩んでいる」女性の疲れを感じる割合は90.7%とさらに高い結果となった。

現代女性の逃れられない悩み…"環境グマ"とは!?

「睡眠不足だと思う」

次に、20代・30代の女性の生活環境について調査した結果、日常的に寝不足だと思う女性は66.4%とおよそ3人に2人となり、平日の平均睡眠時間は6時間05分だった。また、目もとのクマに「とても悩んでいる」女性は、寝不足と感じる割合が76.3%と高く、平均睡眠時間は5時間51分と、最も短いことがわかった。

また、目もとに悩んでいる女性は、「生活リズムが不規則」、「強い紫外線にさらされる」、「乾燥するオフィスでのデスクワーク」といった項目で、いずれも全体平均を上回ったことから、現代女性が、目や肌に過酷な生活環境の中で毎日を過ごしていることが伺えた。

同社は、目もとや肌を酷使する環境が現代女性の目もとのクマの原因になっていることに着目し、現代女性の逃れられない生活環境により現れるクマを"環境グマ"と命名。調査では、「逃れられないこの"環境グマ"にきちんと対応する正しい目もとケアを行うことこそが、現代女性の悩みを解消し、気持ちまで前向きにさせる、いま最も注目すべきケアの一つといえるでしょう」とまとめている。(「クレ・ド・ポー ボーテ」調べ)