オールアバウトと再春館製薬所はこのほど、女性の肌に関する調査結果を発表した。同調査は1月8日~10日、東京都、千葉県、神奈川県、埼玉県在住の30~50代の女性1,073名を対象にインターネットで実施したもの。

上:「現在の肌感」(全体/年代別)/下:「なりたい/目指している肌感」(全体/年代別)

まず「現在の自身の肌感」として当てはまるものを聞いたところ、自分が「土偶肌(全体的にトーンダウンしている肌)」であると感じている女性が39.0%もいることがわかった。年代別に見ると、特に50代は47.2%と30代の30.0%に比べて17.2ポイントも高いことから、加齢によって土偶肌の特徴としてあげられる「しみ」や「しわ」などの肌悩みが増え、自覚が強くなっていることがうかがえる。

一方で「なりたい/目指している肌感」を聞いたところ、「桃肌(透明感にあふれみずみずしい、血色が良く柔らかい、ふんわりした肌)」が46.3%で一番多かった。続いて、「陶器肌(陶器のようにつるっとした、毛穴の目立たない肌)」(36.3%)があがった。

年代別で見ると、50代では53.7%と半数以上の人が「桃肌」になりたいと思っていることがわかった。30代よりも11.7ポイントも高く、年齢が上がるにつれて「土偶肌」である自覚が強い分、透明感や血色の良さといった要素を求めていることが推察される。

上:「現在の肌悩み」(現在の肌感「桃肌」/「土偶肌」別)/下:「現在の健康悩み」(現在の肌感「桃肌」/「土偶肌」別)

現在の肌質が「桃肌」の女性と「土偶肌」の女性に対し、「現在抱えている肌悩み」を聞いた。その結果、「脂っぽい」と「テカリ」についてはわずかに「桃肌」が多かったものの、その他の項目については「土偶肌」が上回った。

特に「しみ」(土偶肌67.0%、桃肌40.6%)、「しわ」(土偶肌47.8%、桃肌27.5%)、「ハリや弾力の衰え」(土偶肌45.0%、桃肌21.7%)、「くすみ」(土偶肌45.0%、桃肌20.3%)については、「土偶肌」の女性のほうが「桃肌」の女性よりも20.0ポイント以上高かった。また、「特にない」と回答した「桃肌」の女性は15%いたのに対し、「土偶肌」の女性はわずか0.7%にとどまっている。

現在の健康悩みについても同様に聞いたところ、全ての項目で「桃肌」の女性よりも「土偶肌」の女性のほうが症状を感じていることがわかった。特に、「手足の冷え」(土偶肌59.6%、桃肌34.8%)、「首・肩・腰がこっている」(土偶肌63.9%、桃肌36.2%)、「疲れやすい」(土偶肌47.4%、桃肌21.7%)、「白髪が増えた」(土偶肌58.1%、桃肌23.2%)といった項目で大きな差が見られた。

「『桃肌』になるために行っていること」(「なりたい/目指している肌感」として「桃肌」を選んだ女性対象)

そこで、「なりたい/目指している肌感」として「桃肌」を選んだ女性に対し、「『桃肌』になるために現在行っているケア」を聞いた。その結果、「乾燥しないように気をつける」(62.6%)「きちんと化粧を落とす」(50.7%)といった直接肌に関する項目が上位にあがった。さらに「睡眠時間を一定時間確保する」(35.2%)、「食生活に気をつける」(31.4%)、「サプリメントを飲む」(22.5%)といったカラダ本来の力を引き出すためのケアも意識していることがわかった。

「『桃肌』の女性の印象」

最後に、「『桃肌』である女性の印象」について聞いたところ、「清潔感がある」(55.9%)、「きちんとした暮らしをおくっていそう」(45.5%)といった項目が上位にあがった。次いで「品がある」「優しそう」「スキンケアにお金をかけていそう」が20.0%台で続いている。