埼玉県宮代町の東武動物公園で25日、ホワイトタイガーの4つ子が誕生した。同園でのホワイトタイガーの出産は、一昨年に続き2度目となる。

母親のカーラと四つ子の赤ちゃん

メスのホワイトタイガー「カーラ」に発情が見られたのは昨年の10月13日。担当飼育員がその変化に気づき、オスのホワイトタイガー「ロッキー」との繁殖に臨んだ。

トラの発情周期は、約45日に1回訪れ、それがなくなると妊娠の可能性が高くなるが、カーラも、前回の発情から2カ月たった12月13日以降、発情が見られず、妊娠に期待して見守っていたという。

そして1月25日、おなかが大きくなったカーラに、いつもと違う行動(局部を気にする)が見られ、産まれるのではと期待が高まる中、同日夜に赤ちゃんが誕生。23:00頃に1頭を出産すると、その後、次々に産まれ、最終的に前回同様の4頭が誕生した。

今後、母親と育児の状況を観察しながら、約1カ月は寝部屋にて飼育。発育が順調にいけば、4月ごろにお披露目となる予定だ。