金融先物取引業協会は27日、1月15日スイスフランの相場変動に係るロスカット等未収金発生状況(速報値)について公表した。
スイス国立銀行(中央銀行)は15日、スイス・フランが対ユーロで上昇することを防ぐために設定していた上限(1ユーロ=1.20スイス・フラン)を撤廃すると発表。それまでは、上限を超えてスイス・フランが高くなることを防ぐために、無制限の為替介入をすると宣言していたが、為替介入を放棄。これを受けた為替市場ではスイス・フランが急騰を見せた。
金融先物取引業協会ではこのたび、こうした1月15日スイスフランの相場変動に伴い国内のFX取引業者で未収金が33億8800万円発生したと公表した。
未収金は個人顧客が19億4800万円、法人顧客が14億4000万円だった。件数は個人顧客が1,137件、法人顧客が92件だった。