整体師のりょうです。骨盤のゆがみは自らの生活習慣が原因になっていることをお話ししながら、骨盤の矯正法をご紹介しております。3回目の今回は、生活習慣の言葉の意味についてお話したいと思います。
生活習慣とは癖のことです
生活習慣は日常においてよく聞く言葉ですが、「身体に良くない生活習慣」というのは、癖のことなんです。癖というのは自分では気づいていないことが多いですよね。
気づいていないものを正すことなんてなかなかできません。だからこそ、生活習慣を正すことは難しいのです。皆さん、骨盤はゆがんでいるものとしてストレッチすることで、気づいていないゆがみを正すことも可能ですよ。
足を左右に動かすことで骨盤矯正ができる
では今回の矯正ストレッチをご紹介しましょう。まず、足の下に敷く少し高さのあるもの(クッション、枕、座布団など)をご用意ください
最初に右の骨盤から矯正しますので、右の太ももの下にクッションを入れてうつぶせになり、肘を立てます。
右足を曲げて床と90度くらいになるようにしましょう。
ゆっくり左右に足を動かします
ではここからストレッチを行っていきます。90度の状態から、足先を左へゆっくり倒してみましょう。無理せずいけるところまで倒してください。ある程度まで倒したらゆっくり戻し、今度は右側へ倒しましょう。右側も同じくいけるところまで無理なく倒してください。そしてまた中央へ戻します。この一連の動きを1回として、これを10回繰り返し行います。
骨盤が動くことをしっかり意識しましょう
一見、足の運動のように見えますが、やってみると骨盤の右側がグーっと動くため、骨盤に効いていることが分かります。骨盤を矯正するということは、骨盤周りの筋肉を柔軟にするということなのです。その動きを意識することが大事です。
ストレッチをする際は、動きや部位などを意識するのとしないのとでは、その効果が半減します。身体の硬い人は、写真のような角度までいかずにあまり足が倒れないと思いますが、無理せずご自身のできる範囲で行ってください。
今回はクッションを敷きましたが、このクッションがとても重要な役割を果たしていますので必ず使用してくださいね。右側ができたら左側も同様に行ってください。毎日行うことが大切です。
著者プロフィール
鮎川 良
奈良県の学園前にて「RYO整体院」を営む整体師ランナー。整体師だからこそ分かる身体のメカニズムを基に、ストレッチの重要性を説き、クリニックも開催する。ストイックにタイムを追求するよりも、健康で楽しいマラソンライフを提案。筋肉痛になりにくい身体作りや疲労回復のケア方法、自身が提唱する疲れにくいランニングフォーム「エンジョイラン走法」で、フルマラソン走破を目指す人のサポートをしている。著書に『がんばらないで楽に長く走る』(学研パブリッシング)がある。また、累計240万アクセス超の人気ブログ「整体師に学ぶ~マラソンによる筋肉痛改善方法と、フル完走ノウハウ」も執筆している。