ティアはこのほど、全国の40歳以上の男女1,000名を対象に実施した「葬儀」に対する意識と実態に関するインターネット調査の結果を明らかにした。調査実施期間は2014年12月1日~2日。

どのような準備をしていますか?

自分の葬儀の準備をしているか尋ねたところ、「いいえ」が90.9%と多くを占め、「している」は9.1%にとどまった。男女別で割合を見ると、男性が36.3%、女性が63.7%で、女性の方が自分の葬儀に対する関心が高いことがわかる。

自分の葬儀の準備をしていますか?

準備内容については「エンディングノートの作成」(36.3%)が最も多く、次いで「葬儀会社への相談」(29.7%)、「生前見積り」と「菩提寺への相談」(12.1%)の順となった。

自分が亡くなった後に葬儀をしてもらいたいか聞くと、「はい」が50.9%、「いいえ」が49.1%で、ほぼ半々となった。配偶者が亡くなった後に配偶者の葬儀をしたいかという問いでは、82.9%が「はい」、17.1%が「いいえ」と答えており、自分の葬儀よりも配偶者の葬儀をしたい人が多いようだ。

男女別に見てみると、「いいえ」と回答した女性は男性よりも約21%も多く、女性は夫の葬儀に対して消極的であることが読み取れる。

配偶者が亡くなった後に配偶者の葬儀をしたいですか?

自分の葬儀をしてもらいたい理由を聞くと、「配偶者に気持ちの区切りをつけてもらいたいから」が最も多く、配偶者の葬儀をしたい理由も「自分の気持ちに区切りをつけたいから」が多くなっている。このことから、葬儀は気持ちに区切りをつける機会としてとらえている人が多いことがわかった。

必ず葬儀に参列したい人については、「両親」(70.2%)、「兄弟・姉妹」(66.3%)、「配偶者」(64.8%)が上位を占めた。また、必ず葬儀に参列したい人の葬儀に参列できなかった場合は、どのように思うか聞くと、47.3%が「最期のお別れができなくて悲しい」と回答した。次いで「仕方がない」(37.5%)となっている。

必ず葬儀に参列したい人の葬儀に参列できなかった場合、どう思いますか?