アスクは28日、台湾Atrust Computer製となる14型ノートPCタイプのモバイルシンクライアント端末「mt180W」と「mt180L」を発表した。いずれも2月中旬から発売し、価格は要問い合わせとなっている。

mt180W

対応プロトコルは、Citrix ICA/HDX、Microsoft RDP with RemoteFX、VMware Horizon View(PCoIP/RDP)。また、仮想デスクトップインフラストラクチャで多くのシンクライアントを管理できるソフトウェア「Atrustデバイスマネージャー」に対応。アドミニストレーターによるリモートからの展開、管理、クライアントアップデートやユーザーアシストなどを、1台のコンピュータから操作できる。

mt180W

mt180Wの主な仕様は、CPUがIntel Bay Trail Dual Core 1.58GHz(プロセッサナンバーは明らかにされていない)、システムメモリが2GB、ストレージが4GBフラッシュメモリ。14型の液晶ディスプレイは光沢(グレア)タイプで、解像度は1,366×768ドット。

インタフェース類は、Gigabit Ethernet対応有線LAN、IEEE802.11a/b/g/n対応無線LAN、D-Sub、USB 3.0、USB 2.0×2、ヘッドホン出力、マイク入力など。バッテリパックの仕様は、5,900mAh・65Wh。OSはLinuxベースのAtrust OSとなっている。本体サイズはW339×D239.4×H25.4mm、重量は約1.7kg。

一方のmt180Lは、ストレージが8GBフラッシュメモリに、OSがWE8S(Windows Embedded 8 Standard)となるほかは、上記mt180Wとほぼ共通。工場出荷時オプションとして、システムメモリを4GBに増量、ストレージを16GBフラッシュメモリに増量というメニューが用意されている。