米Appleは1月27日(現地時間)、「iOS 8.1.3」アップデートの提供を開始した。バグ修正と安定性の向上、パフォーマンスの改善を施すアップデートで、ソフトウエアアップデートにおけるストレージ容量問題を解決する。

iOS 5以降のiOSデバイスはパソコンに接続しなくてもOTA(Over The Air:ワイアレス経由)アップデートが可能だが、OTAアップデートではiOSデバイスに必要なストレージ空き容量が大きくなる。iOS 8アップデートの際には6GB前後のストレージ空き容量が求められ、空き容量の少ないiOS 8対応デバイスでOTAアップデートを実行できない問題が発生した。iOS 8.1.3でソフトウエアアップデートの実行に必要なストレージ容量が低減する。

このほか、メッセージおよびFaceTimeで一部のユーザーがパスワードを入力できない問題、Spotlightでアプリの結果が表示されなくなる問題、iPadでマルチタスク用ジェスチャが正常に機能しなくなる問題などを解決。共通テスト(Standardized testing)用の構成オプションが追加される。