鎌倉新書は27日、総合情報サイト「いいお墓」の利用者を対象に実施した「第6回 お墓の消費者全国実態調査」の結果を発表した。それによると、お墓の購入価格の二極化が広がっていることがわかった。
購入したお墓の価格(永代使用料+墓石価格)を聞くと、「100万円以上150万円未満」が25%で最多。以下、「150万円以上200万円未満」が22%、「100万円未満」が15%と続き、200万円未満が6割強を占めた。
前回と比べると、150万円未満の割合は前回比5ポイント増の40%に拡大し、低価格墓所・墓石を購入する傾向が強まっていることが判明。その一方で、高価格帯の300万円以上を購入した人は前回の3%から12%に増加し、中には2,000万円以上の人もいるなど、購入価格の二極化が広がっていた。
全国の平均価格は196万3,700円で、前回の211万3,200円から約10%下落。東日本は203万5,000円(前回222万4,900円)、西日本は174万3,500円(同200万1,500円)となった。都道府県別では、東京都が最も高く256万7,100円(同269万6,100万円)。前回と比べると、京都府と兵庫県を除いて全体的に減少傾向が見られた。
調査日は2015年1月27日。調査対象は2014年1月1日~12月31日にまでに「いいお墓」にて資料請求・相談してお墓を購入した人で、有効回答は848人。