元オアシスのノエル・ギャラガーが、「金のためならオアシス再結成もあり得る」と発言し、巨額のオファーがあれば、不仲の弟リアムを含めたメンバーともう1度集結する可能性があると明かしている。
2009年にノエルが脱退したことで解散に至ったオアシスだが、ノエルはオアシス時代を懐かしく感じている一方で、再結成があるなら金のためと断言。次のように話している。
「誰からもオファーを受けていないんだ。リアムと同じ部屋にいたこともあるけど、その時でさえ誰も『オアシスって最高だったよな? お前たち再結成するべきだよ』なんて言わないのさ。でも、もし再結成があるとしたら、それはただ金のためだけになるだろうな」
また、ノエルはチャリティに向けた再結成の可能性も完全否定するとともに、イギリスで1970年から行われている大規模野外ロックフェス「グラストンベリー・フェスティバル」についても、主催者側に出演料を支払う余裕がないことから、同フェスへの出演も恐らくないと続けている。
「チャリティのためにやるかって? あり得ないな。俺たちはそういうタイプの人間じゃないよ。グラストンベリーにしても(主催者の)マイケル・イービスにはそんなお金はないんじゃないかな。ただ、みんながまだ生きてて、髪の毛もあるうちは常に可能性はあるよ。金のためになるけど」
ハイ・フライング・バーズとして3月にもニュー・アルバムをリリース予定のノエルだが、金額的な部分を除いたとしても、再結成は同バンドの結成当初に比べて年齢を重ねており、いずれにしてもファンたちはがっかりすることになるだろうと考えている模様。過去に再結成を果たした伝説的バンドを例に挙げながら、ノエルはQ誌に語っている。
「栄光の時代……そんな"帝国"が過去にあったという考えがイギリス人に根づいてる気がするな。レッド・ツェッペリン、ザ・スミス、ザ・ジャム。みんな再結成するべきだ! ってね。でもなぜだ? たくさんの中年が(ロンドンにある)O2アリーナの会場に立って『こいつらは昔ほど良くないな』って言うためか? オアシスだって同じだ。『俺たちは昔ほど良くないな』って思うだろうさ」
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