大阪市交通局は3月1日、地下鉄御堂筋線のダイヤ改正を実施する。御堂筋線と相互直通運転を行う北大阪急行電鉄も、同日にダイヤ改正を行う。
御堂筋線は天王寺駅・心斎橋駅で可動式ホーム柵(ホームドア)を設置予定。供用開始時期は天王寺駅が2月、心斎橋駅が3月とされている。ダイヤ改正は定時運行の確保を目的に実施され、平日朝ラッシュ時間帯の運転間隔見直し、天王寺駅・心斎橋駅など利用者の多い主要駅での停車時間変更、深夜時間帯の列車増発などがおもな内容となる。
朝ラッシュ時間帯、御堂筋線は天王寺~中津間の最短運転間隔を現在の2分から2分15秒に変更。その他の区間は北大阪急行線(千里中央~江坂間)も含め、運転間隔を現在の4分から4分30秒に変更する。また、可動式ホーム柵が設置される天王寺駅・心斎橋駅をはじめ、乗降客の多い主要駅で列車の停車時間が10~20秒程度延長されるとのこと。あびこ駅始発の天王寺・なんば方面の列車のうち、平日の7列車、土休日の4列車が新金岡駅始発に変更される。
深夜時間帯は平日・土休日ともに列車の延長運転や増発を実施。なかもず駅を22時51分に発車する江坂行が千里中央行に変更され、なかもず駅23時2分発の列車(天王寺駅23時20分、なんば駅23時26分、梅田駅23時35分、新大阪駅23時41分)まで、千里中央行が約10分間隔で運行されるダイヤとなる。なかもず駅を0時2分に発車する天王寺行の列車も新設し、なかもず~天王寺間の最終列車を13分延長するとともに、天王寺駅でJR大和路線・阪和線、近鉄南大阪線の最終列車と接続を図る。
千里中央駅から新大阪・梅田方面の列車も、深夜時間帯の時刻が変更される。現行の江坂駅23時40分発、なかもず行の列車は千里中央駅からの直通運転(千里中央駅23時30分発)に変更され、同列車までおおむね10分間隔の運転に。現行の千里中央駅23時40分発、江坂行の最終列車は同駅23時48分発となり、江坂駅でなかもず行最終列車へスムーズな乗換え(待ち時間約1分)が可能となる。