お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が、25日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~10:55)に出演し、8年半ぶりに芸能活動を再開した極楽とんぼ・山本圭壱について持論を展開した。
山本は淫行騒動により2006年に所属事務所を解雇され、謹慎期間中は飲食店などに勤務。昨年は寺で修行していたことが芸人仲間などから伝えられる中、今月19日に東京・下北沢劇場でお笑いソロライブを開催し、8年半ぶりの芸能活動再開を果たした。
このことについて松本は「人を笑わすことが好きで、その能力があって、それを求める人がいれば芸人なんですよ。俺は一応そのハードルはクリアーしていると思う」「不起訴というのはお咎め無しなんですよ。十分休んだ」とした上で、「『芸人に甘い』とか『自分の後輩かばっているだけ』とかなるので言い過ぎるとよくないんですけど、僕は復帰してもいいと思っていますよ」と語った。
そして、「吉本としても相当彼に手を焼いたことは事実。いろいろあったのよ」と背景を説明しながら、「俺は会社にも何度か言ったことあるし、本人とはたまに電話がかかってきたりもするんですけど」と告白。「全然復帰してもいいと思ってるんですよ」と重ねて復帰を支持しながらも、山本の芸風について「ただ、彼の面白さが『反省して心入れ替えます』みたいな感じで戻って来ても"山本"としての商品価値はどこまであるんかなとは思うんですよ」との見方を示した。
活動の再開が舞台だったことについては、「まずはこのくらいの感じでよかったのかなと」と語り、「なんとか次につながっていけば」とエール。「山本は変な首輪をつけるより、もうちょっとフリーな感じでやった方が面白いと思うから。そういうハーフな感じの戻り方って…首輪をショルダータイプにするみたいな無理なんかね?」と冗談を交えながら、復帰の最善策を模索していた。
また、ゲストの長嶋一茂から番組共演時にネタとしてイジれるかどうかを聞かれ、「それは全然大丈夫だと思いますね」としながらも、「女性の目って確かにあるんですよね」と女性視聴者の心中を察する場面も。「コンビというのは救いではある。この場合」「実は大変なのは加藤かも」と山本の相方・加藤浩次の立場を思いやり、「俺は浜田(雅功)みたいなのがおるからその気持ちが分かるんですよ。不適合者と一緒になるというのは本当に大変なんです」と笑いを誘った。