公開初日を迎えた映画『さよなら歌舞伎町』の舞台あいさつが24日、東京・新宿のテアトル新宿で行われ、染谷将太、前田敦子、南果歩、松重豊、イ・ウンウ、樋井明日香、我妻三輪子、河井青葉、宮崎吐夢、廣木隆一監督、Meg with SWEEPが出席した。
ラブホテルという日本特有の空間を舞台に、不器用な男と女たちの再生と希望の物語を描いた本作。公開初日を迎えたこの日は、主演の染谷将太とヒロインの前田敦子をはじめ、キャスト陣が勢揃いした。
主演の染谷が「今日は朝早くからご来場していただきありがとうございます。楽しんでいただけましたでしょうか? 自分はこの映画を見て心が温かくなりましたが、皆さんもそうなっていただけたらうれしいです」とあいさつ。その染谷の相手役である前田敦子は、印象的なシーンとして「新大久保の駅前を自転車で二人乗りをするシーンがあったんですが、とても清々しくてやっていても楽しかったです。最終的に南さんと松重さんの中年カップルの素敵なシーンにつながるシーンだったので、すごく好きですね」と笑顔。その2人乗りのシーンで運転した染谷は「これで転んだら全国のファンに殺されるんじゃないかと緊張しながらこぎましたよ」と冷や汗ものだと告白すると、前田は「すごく安定感があって乗りやすかったですよ」と染谷を安堵させていた。
「夢に向かってガムシャラに走ること」をテーマにしている本作。それにちなみ「今夢を叶えたいことは?」というMCからの質問に染谷は「あまり夢とか持たない人なんですよね。何かをやり遂げたいと思ったことのない人生でしたので」と断りを入れつつも「死ぬまでに健康ですかね。それはすごいことだと思うので、死ぬまで健康でいたいです」と回答。一方の前田は染谷に感化されたのか「今まで健康診断を受けたことがないので、今年の前半までに人間ドックに行くことが目標です!」と話していた。