JR東日本新潟支社はこのほど、485系国鉄色編成の特急「懐かしの青森いなほ号」を運転すると発表した。新潟~青森間で3月21・22日に運転されるとのこと。
特急「いなほ」は1969年、上越線・信越本線・羽越本線経由で上野~秋田間を結ぶ気動車特急としてデビューした。1972年10月から485系が投入され、青森駅発着の列車も増発。1982年11月の上越新幹線開業にともない、新潟~秋田・青森間の運転となった。
大阪~青森間の特急「白鳥」などが廃止された2001年以降、新潟~青森間「いなほ」が在来線の昼行特急で最長距離を走る列車となったことも。2010年12月のダイヤ改正で秋田~青森間の特急列車が再編(特急「つがる」に統一)され、「いなほ」は現在の新潟~酒田・秋田間の運転に。2014年までに、定期列車はすべてE653系に置き換えられている。
約5年ぶりに新潟~青森間で運転される特急「懐かしの青森いなほ号」は、国鉄色の485系6両編成(全車指定席、定員388名)を使用。3月21日の往路は新潟駅9時30分発・青森駅16時38分着、翌22日の復路は青森駅8時39分発・新潟駅16時54分着で運転される。同列車の運転に合わせ、2月2日からびゅう商品も販売開始されるという。
なお、新潟支社によれば、今回の発表で当初使用された485系の画像に関して、「インターネット上の写真を無断で掲載していたことが判明いたしました」とのこと。「写真の撮影者様および皆様に大変ご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます」と新潟支社。現在は車両の写真が削除されている。