ソニーは1月23日、FM補完放送に対応したラジオ3製品を発表した。発売予定日はシャワーラジオ「ICF-S80」とCDラジオ「ZS-S40」が2月21日、クロックラジオ「ICF-C1」が2月28日。価格はいずれもオープンだ。
FM補完放送は、都市部での難聴対策や災害対策を目的として2015年春以降に放送開始される。90MHz~95MHzのFM放送用周波数を使用して、AM放送の番組をサイマル配信するというものだ。ソニーは2014年よりパーソナルオーディオ製品においてFM補完放送への対応を進めており、これらのモデルもその一環となる。
シャワーラジオ「ICF-S80」
ICF-S80は、浴室やキッチンなどで使用できる防水タイプのラジオだ。あらゆる方向からの飛沫に耐えうるIPX4相当の防水性能を持っており、お風呂でシャワーの水がかかっても内部に水が入らない。
シンセサイザーチューナーを搭載しており、FM/AMで各10局ずつのプリセットが可能だ。音声はモノラル。出力は500mWで、シャワーの水音にも負けない音量を出せる。ストラップベルトを備えており、つるして使うことも可能だ。
電源は単2形乾電池×3本。アルカリ電池では約100時間の連続使用が可能だ。本体サイズはW145×D62.1×H128.4mmで、重量は約575g。推定市場価格は税別6,500円前後。
クロックラジオ「ICF-C1」
ICF-C1は目覚ましタイマーとおやすみタイマー機能を備えたキューブ型のクロックラジオ。アラーム音にはラジオとブザーを使用できる。AM/FMチューナーはアナログ式だ。電源はAC 100Vのみ。コイン電池による時計のバックアップ機能を備えている。本体サイズは約W101×D101×H102mmで、重量は約480g。推定市場価格は税別4,500円前後。
CDラジオ「ZS-S40」
ZX-S40は、AM/FMシンセサイザーチューナーを採用したCDラジオ。お気に入りラジオ局を3局まで登録可能だ。搭載しているスピーカーはφ9cmフルレンジ×2で、音声出力は2W×2。電源にはAC 100V、あるいは単2形乾電池×6本を使用できる。再生可能フォーマットは音楽用CD、MP3、WMA。本体サイズは約W300×D210.5×H125mmで、重量は約2,000g。推定市場価格は7,500円前後。