ブルームバーグはこのほど、同社がまとめた世界の国別イノベーションランキング トップ50で日本が総合2位(総合得点90.58)にランクインしたとことを発表した。
同ランキングは、世界200カ国以上の国を対象に、ブルームバーグをはじめIMF(国際通貨基金)、世界銀行、OECD(経済協力開発機構)、ユネスコを含む複数の国際専門機関のデータに基づいて6つの指標を算出し、各国のイノベーションの高さを0~100の得点で評価し、まとめたもの。
総合ランキングでは、日本は昨年それぞれ2位、3位であったスウェーデン、米国を抜き、昨年の4位から2位に上昇した。1位は昨年に引き続き韓国(総合得点96.30)となっている。
指標項目別では、日本はGDPに占める研究開発投資、先端企業数、特許活動の3つの項目で5位以内にランクインしたが、高等教育では29位と下位ランクだった。総合で1位だった韓国は、研究開発投資額、高等教育、特許活動においても1位を獲得している。
また、高価値製造で1位だったスイスは、総合では16位、先端企業数で1位だった米国は、総合では昨年の3位から6位に下落した。研究人材項目では、総合で4位のフィンランドが1位となっている。
<データ出典先> ブルームバーグ、IMF(国際通貨基金)、世界銀行、OECD(経済協力開発機構)、世界知的所有権機関(WIPO)、ユネスコ