米Microsoftの開発者カンファレンス「Build 2015」(4月29日-5月1日、米サンフランシスコ)の参加チケットが、販売開始(米国時間1月22日午前9時)からわずか45分で完売した。Buildのサイトでは現在Waitlistへの登録を受け付けており、キャンセルが出た場合に参加できる可能性が残されている。参加料金は一般2,095ドル、学生995ドル。
テクノロジー企業の開発者カンファレンスというと、AppleのWWDCやGoogleのGoogle I/Oは数分で売り切れるほどの人気で、昨年は参加希望登録者から抽選する方式が採られた。それらに比べるとBuildはまだ確実に購入できる余裕があるものの、完売まで数時間かかっていた昨年までの状況に比べると大幅に入手困難になった。
Microsoftは1月21日に米本社でWindows 10のメディア向けイベントを開催し、Windows 10の無償アップグレードプログラム、次世代ブラウザ「Spartan」、ホログラフィックコンピュータ「HoloLens」などを発表した。3月に中国の深川で開催するハードウエア開発者カンファレンスWinHEC 2015を経て、Build 2015では開発者に対してWindows 10発売 (今年後半の予定)に向けた道すじを示す可能性が高い。Buildのチケットが短時間で完売したことは、Windowsプラットフォームの新時代の幕開けになりそうなWindows 10に対する開発者の期待の高まりを示す。