アテニアはこのほど、「女性の時間とストレスに関する調査」の結果を発表した。同調査は1月、全国の20~50代の女性800名を対象にインターネットで実施したもの。

「あなたは日々の生活の中で、自分自身の時間が十分にあると感じますか?」(全体/各年代別の自分自身の時間への満足度)

まずは、女性の"自分時間"の実態について調査。「日々の生活の中で自分自身の時間が十分にあるか」を聞いたところ、「十分にあると感じている」と回答した人は、29.9%にとどまった。特に30~40代にかけて、「十分にあると感じる」人の割合は少ない傾向となった。

「過去3年間で自分自身の時間は増えましたか? 減りましたか?」/「過去3年間で自分自身の時間が変化したきっかけは、何だと思いますか?」(複数回答/自分自身の時間が「増えた」「減った」と回答した人対象)

「過去3年間で自分自身の時間は増えたか」を聞いたところ、「増えた」と回答した人は26.6%、「減った」と回答した人は33.1%を占めた。

そこで、自分自身の時間が変化した人を対象に「過去3年間で自分自身の時間が変化したきっかけ」を聞いたところ、「自身の結婚・出産などの変化」(45.7%)や「仕事状況の変化」(37.0%)などが主な要因としてあがった。

「あなたは日々の生活の中で、自分の満足する時間がないことによるストレスを感じますか?」

続いて、"自分時間"の不足がもたらすストレスについて調査。「日々の生活の中で、自分の満足する時間がないことによるストレスを感じるか」を聞いたところ、94.1%の人が「強く感じる」「感じる」「強くはないが、感じる」と回答した。

さらに、「毎日の生活の中で、自分自身のリズムを保てていると感じているか」を聞いたところ、91.9%以上の人は「十分に保てていない」ことが判明。それらの人を対象に、「リズムを保てないことによる達成感や充足感の不足を感じたことはあるか」を聞くと、95.5%の人が「よく感じている」「時々感じる」「感じたことはある」と回答した。

「化粧水や美容クリームなどで自分のスキンケアをしている時間は、あなたにとってどのような時間ですか?」

次に、女性と"美の時間"の実態について調査。「化粧水や美容クリームなどで自分のスキンケアをしている時間は、自分自身にとってどのような時間か」を聞いたところ、「あてはまる」「ややあてはまる」人を合計した割合が最も高かった項目は、「義務的にこなさなければいけない時間」(66.9%)だった。

「日々の生活の中で、朝と夜それぞれの時間に適したスキンケアができていると感じますか?」

また、「日々の生活の中で、朝と夜それぞれの時間に適したスキンケアができていると感じるか」を聞いたところ、「朝・夜ともにできている」と回答した人は2割にとどまり、8割の人が"時間"を意識したスキンケアができていないことがわかった。

「あなたはスキンケアを行う時間に加え、日々の食事や睡眠などの時間について意識していますか?」

最後に、"時間"が"美"にもたらす影響について調査。「スキンケアを行う時間に加え、日々の食事や睡眠などの時間について意識しているか」を聞いたところ、「とても意識している」「まあ意識している」人を合計した割合が高かった項目は、「睡眠を取る時間帯」(73.3%)と「食事を取る時間帯」(71.3%)だった。一方で合計が最も低かった項目は、「時間帯に応じた、スキンケア」(26.9%)だった。

「あなたの実年齢と人から見られる年齢の差はどのくらいですか?」

そこで、バスタイム、食事、睡眠、スキンケアの項目において、時間を意識する人(「意識する」「まあ意識している」と回答した人)と時間を意識しない人(「あまり意識していない」「まったく意識していない」と回答した人)に分けて、「実年齢と人から見られる年齢差はどのくらいか」を聞いた。それぞれの平均値を項目ごとに比較したところ、時間を意識している人はそうでない人より、全項目で実年齢より若く見られていることが判明。両者の差は合計で3.8歳もの開きが出た。