JVCケンウッドは1月22日、フルHD(1,920×1,080ドット)/60pの記録に対応したデジタルビデオカメラ「JY-HM90」を発表した。新開発の1/2.3型・裏面照射CMOSセンサーを搭載する。発売は2月下旬。価格はオープンで、推定市場価格は税別190,000円前後だ。
JY-HM90は、2013年8月に発売されたハイアマチュアやセミプロユーザー向け「JY-HM70」の後継モデル。安定した状態で撮影できるショルダースタイルを採用する。
新開発の1,891万画素・1/2.3型CMOSセンサー(裏面照射型)と、広角側の開放F値がF1.2の明るいJVC GTレンズを搭載する。新開発のセンサーとレンズによって、最低照度1ルクスの高感度撮影を実現し、暗いシーンでもノイズが少ない映像を記録できる。また、36Mbpsのハイビットレート映像と96kHz/24bitのリニアPCM音声によるMOV記録モードを新たに搭載。ハイレゾクオリティーでの音声収録を行える。
従来モデルでは、満容量カードから空き容量カードへ自動で切り替えて記録する「シームレス撮影」と、エラー発生時に自動でカードを切り替えて記録する「オートリカバリー撮影」のみを採用していたが、JY-HM90では「デュアル撮影」機能を追加した。デュアル撮影は、2枚のSDカードへ同じ映像を記録するというもの。また、数ファイルを1つのファイルにまとめて記録して編集作業の負担を軽減できる「クリップ連続記録」(Clip Continuous REC)をAVCHDフォーマットで実現した。
撮像素子は総画素数1,891万画素の1/2.3型CMOSセンサー(裏面照射型)。レンズは焦点距離3.76mm~37.6mm(35mm判換算時)の光学10倍ズーム対応JVC GTレンズで、開放F値はF1.2-2.8。記録形式は、動画がAVCHDとMOV、静止画がJPEG。記録メディアはSD/SDHC/SDXCメモリーカードに対応し、2基のカードスロットを備えている。本体サイズはW227×D472×H232mmで、重量は2.93kg。モニターは46万ドットの3型液晶でタッチパネル方式を採用する。