oreでの販売価格は2,000円。カシオのシンセサイザーでベストセラーとなった往年の名機「CZ」シリーズをiPad上で再現できるほか、いくつかの新機能を付加した。
カシオ計算機は22日、iPad用の音楽アプリ「CZ App for iPad」を発売した。App Storeでの販売価格は2,000円。カシオのシンセサイザーでベストセラーとなった往年の名機「CZ」シリーズをiPad上で再現できるほか、いくつかの新機能を付加した。
CZ App for iPadは、4パート分のPD(Phase Distortion)音源を内蔵。基本の波形を8種類、基本波形を組み合わせた28種類、合計36種類の波形をもとに多彩な音創りが楽しめる。PD(Phase Distortion)音源とは、正弦波の位相角を歪ませることによって、音の波形を創り出すシステムのこと。
4パート分のPD音源に連動し、最大4段までのバーチャル鍵盤をiPadの画面にレイアウト可能。向かい合わせの鍵盤レイアウトも表示できるため、1台のiPadで2人演奏も楽しめる。
また、DCO(デジタル制御発振器)、DCW(デジタル波形制御器)、DCA(デジタル音量制御器)を各2系統搭載する。合計6ブロックそれぞれに音程・音色・音量の時間的変化を設定でき、微妙な音の変化を表現可能だ。iPadの画面を活かして、音程・音色・音量の変化を視覚的に確認しながら、音創りを行える。
CZ App for iPadで作成した音色は、カシオの電子キーボード、電子ピアノ、シンセサイザーをはじめ、各種のMIDI機器で利用できる(市販のMIDIインタフェースなどが別途必要)。Inter - App AudioやAudiobusにも対応しており、他のInter - App Audio対応アプリとの連携や、Audiobus対応アプリへオーディオデータを送ることも可能だ。
対応機種は、iOS 8.0以降を搭載した、iPad 2、iPad(第3世代)、iPad(第4世代)、iPad mini、iPad mini 2、iPad mini 3、iPad Air、iPad Air 2となっている。CZ App for iPadの主な仕様は下図(クリックで拡大)の通り。