ヤマハ発動機は21日、RV(Recreational Vehicle)事業の主力製品として北米で人気のROV(Recreational Off-highway Vehicle)第3弾となる、2人乗りレクリエーショナルモデル「Wolverine(ウルヴァリン)」を、3月から北米市場などで発売すると発表した。なお、同モデルはナンバープレートを取得し一般公道を走行することはできない。
ROVは、北米を中心に業務からレクリエーショナル、スポーツまで幅広い市場があり、需要は増加傾向にある。同社はこれまで、農業や酪農などの業務用としての利用が中心のマルチパーパスモデル「VIKING」と「VIKING VI」を導入してきたが、今回のWolverineは、特にニーズの高い優れたオフロード走破性と乗員の快適性を高次元で両立したレクリエーショナルモデルとして開発。
主な特徴は、オフロード走破性と快適な乗り心地を両立する車体設計、ホールド性と快適性に優れるハイバックバケットシート、極低速から高速までの優れた加速性や自然なエンジンブレーキを実現するCVT、などとなっている。
バリエーションは、スタンダード仕様の「Wolverine R-Spec」、EPS(エレクトリック・パワー・ステアリング)を装備した「Wolverine R-Spec EPS」、Realtree Xtra Camoのカラーリングを採用した「Wolverine R-Spec Camo」、「Wolverine R-Spec Camo EPS」の計4つを展開。価格は、1万2,199USドルから。