本田技研工業はこのほど、高い機動性と経済性を備えるニュー・スタンダード・スクーターを目指して開発した新型50ccスクーター「タクト」と、低シート高タイプの「タクト・ベーシック」を、23日に発売すると発表した。
新型タクトは、力強い出力特性と優れた燃費性能を両立した水冷・4ストローク・OHC・単気筒50ccのスクーター用エンジン「eSP」を搭載し、50ccスクーターではトップクラスの燃費性能である280km/L(30km/h定地走行テスト値)を実現。スタイリングは、「安心感」をテーマにシンプルかつ落ち着いたフォルムとし、張りのある大きな曲面を基調に厚みのある立体的なデザインによって、親しみやすいイメージを持たせている。
主な装備は、シャッター付キーシリンダー、シートオープナースイッチを装備した集中コンビスイッチ、500mlのペットボトルなどが入る左側のフロントインナーラック、時計表示機能がある大型のメーター、買い物袋やバッグなどが掛けられるリング状の大型フック、スタンド掛けの際に握りやすく使い勝手を考慮した設計のリアキャリア、などとなっている。
同時に設定されたタクト・ベーシックは、タクトをベースに15mm低いシート高による良好な足着き性を確保し、より購入しやすい価格としたモデル。カラーバリエーションは、タクトに3種類、タクト・ベーシックに4種類を設定。価格はタクトが17万2,800円、タクト・ベーシックが15万9,840円(いずれも税込)。