エン・ジャパンが運営する人材紹介会社集合サイト「エン転職コンサルタント」では、30歳以上のユーザー1,824名を対象に「転職後のギャップ」についてアンケート調査を実施した。調査期間は2014年10月1日~30日。

転職後の実態に相違がありましたか

「これまでに転職経験はありますか」と質問をしたところ、90%が「ある」と回答した。転職前に聞いていた企業の評判や求人内容と、転職後の実態に相違があったか聞くと、82%が「ある」と答えており、多くが入社後に聞いていた話と違うと感じていたことがわかった。

転職後に感じたギャップについて聞くと、悪かった点のトップ3は「風土・社風が悪かった」(42%)、「昇給しにくい」(38%)、「教育体制が整備されていなかった」(36%)だった。年齢が上がるごとにポイントが上がるのは、「風土・社風が悪かった」「裁量の幅が狭かった」となっている。

転職後に感じたギャップ(悪かった点)

一方、良かった点のトップ3は「特になし」(28%)、「中途入社者が多かった」(21%)、「経験できる仕事が増えた」(21%)となっている。年代別に見ると、30代は「残業が減り、帰宅時間が早くなった」、50代は「社長との距離が近かった」という項目のポイントがほかの年代よりも高かった。

転職後に感じたギャップ(良かった点)

(転職後に)相違があった原因は何だったと思うかたずねたところ、1位は「入社前の情報収集不足」(41%)、2位は「急ぎの決断をした」(31%)、3位は「妥協(せざるを得なかった)」(22%)となっている。

転職経験の有無に関わらず、入社後に後悔しないためには、どうすれば良いと思いか聞くと、最も多い回答は「入社後の具体的な仕事内容を聞く」(41%)、続いて「実際に働いている社員と話す機会を持つ」(39%)、「インターネットの口コミ情報を見る」(36%)だった。

入社後に後悔しないためには、どうすれば良いと思いますか