米Appleがペン入力装置をサポートする12.9インチiPadを開発しているという噂が広がっているが、米HPが多機能なデジタルペン「HP Duet Pen」を備えたビジネス向けAndroidタブレットを米国時間の1月20日に発表した。
新しいHP Pro Slateタブレットのラインナップは、12.3インチ・タブレットの「HP Pro Slate 12」と7.9インチ・タブレットの「HP Pro Slate 8」の2つ。ドキュメントの閲覧・作成に適したビジネス向けタブレットになっている。縦・横どちらでも使いやすい4:3のアスペクト比をサポート。8ミリ弱という薄さで、ビジネスでの使用に耐える長いバッテリー動作時間を実現している。OSはAndroid 4.4 KitKat。HP Touchpoint Manager、HP Managed Mobility Servicesといったデータ保護機能に対応する。
Duet PenはQualcommのSnapdragonデジタルペン技術を用いており、"デュエット"という名称になっているように2つの手書き機能を備える。1つはペン内蔵のバッテリーで動作し、タブレットに直接手書きする「HP Transcriberペン」、もう1つはHP Paper Folio (オプション)に置いたメモパッド(紙)にペン書きしたものを、リアルタイムでそのままデジタル化してタブレットに取り込む機能だ。
HP Pro Slate 12は、プロセッサがSnapdragon 800 (2.3 GHz、4コア)。12.3インチディスプレイは解像度が1600×1200で、カバーガラスはCorning CT-40 FIT Glass。内蔵ストレージは32GB。microSDカードスロット(最大32GB)も備える。カメラは背面が8メガピクセル、前面が2メガピクセル。ワイアレス機能はWi-Fi (802.11a/b/g/n/ac、Miracast対応)、Bluetooth 4.0+LE、NFCなど。本体サイズは300.3×221.95×7.99ミリ、重さは850グラムだ。価格は569USドルから。
HP Pro Slate 8は、ディスプレイの解像度が2048×1536で、カバーガラスにCorning Gorilla Glass 4が用いられている。内蔵ストレージは16GBと32GB。本体サイズは136.95×206.99×7.99ミリ、重さは350グラム。これら以外のスペックはHP Pro Slate 12と同じ。価格は449ドルから。