新江ノ島水族館で飼育されている「サムクラゲ」が、"目玉焼き"に似ていると話題を呼んでいる。

"目玉焼き"に似ているクラゲ、「サムクラゲ」 ※画像提供:新江ノ島水族館

英名「Fried egg jellyfish」="目玉焼きクラゲ"を展示

サムクラゲは学名「Phacellophora camtschatica」。英名が「Fried egg jellyfish」で、簡単に和訳すると「目玉焼きクラゲ」となる。

ミズクラゲと同じ鉢クラゲの仲間で、冷たい海に生息する北方性のクラゲだが、相模湾でも冬場に確認されたことがあるという。あまり活発に拍動せず、潮流にのって漂いながら動物プランクトンのほか、特に他の種類のクラゲを食べ、傘径60cmほどになる。傘にはアミ類や、カニ類の幼生が隠れていたり、小魚が触手の間を泳いで、隠れ家にすることもある。

残念ながら、食用にはならない ※画像提供:新江ノ島水族館

傘の中心にある生殖腺がほんのりと黄色くなっており、その部分が目玉焼きの黄身のように見える。食べ物に似てはいるものの、残念ながら食用の種類ではない。同館「クラゲファンタジーホール」で観覧可能となる。

同館の所在地は、神奈川県藤沢市片瀬海岸2-19-1。