NECパーソナルコンピュータは20日、同社製デスクトップPC「LaVie Desk All-in-one」シリーズの最上位となる23.8型モデル「DA970/AAB」および「DA770/AA」を、2015年春モデルとして発表した。
価格はオープン。税別の店頭予想価格は、「DA970/AAB」が234,800円前後、「DA770/AA」が214,800円前後。いずれも2月上旬に発売する。
「DA970/AAB」および「DA770/AA」は、2014年秋冬モデルのデスクトップ最上位モデル「VALUESTAR N」後継機。ディスプレイに、非表示エリアを含め約8mmという超狭額デザインの23.8型IPS液晶を採用し、同社の23型デスクトップPC「VN770/T」と比べ、表示エリアが約7.3%拡大した。一方で、秋冬モデルで搭載していたタッチ機能は省かれている。
狭額デザインを実現するため、ディスプレイ上部のWebカメラを、背面に収納できる新機構を搭載した。本体幅も「VN770/T」から幅19mm、奥行き30mm薄型化し、さらなる省スペース化が図られた。重量も秋冬モデルと比べ、上位機で約4.6kg、下位機で3.2kg軽量化した。
CPUには、Broadwell(開発コード)こと第5世代Intel Coreプロセッサを搭載。3W×2スピーカーと再生周波数帯域120Hz~20kHzの6W小型ウーファによる、ヤマハ製2.1chステレオスピーカーも新搭載した。また、SDカードスロットはUHS-IIに対応。Microsoft Office Home & Business Premium プラス Office 365 サービスも付属する。
DA970/AAB
「DA970/AAB」は、4基の3波対応TVチューナーを備えたデスクトップPC最上位モデル。4TBの大容量ストレージ、RealSence 3Dカメラの搭載などが特徴。2014年秋冬モデルに続き、音場補正技術「AudioEngine」も搭載する。
主な仕様は、CPUがIntel Core i7-5500U(2.40GHz)、メモリがPC3L-12800 8GB(8GB×1)、ストレージが4TB HDD、グラフィックスがIntel HD Graphics 5500(CPU内蔵)、ディスプレイが23.8型ワイド液晶(1,920×1,080ドット、IPS)、光学ドライブがBDXL対応ブルーレイディスクドライブなど。
主なインタフェースは、IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.0、10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T、USB 3.0×3、USB 2.0×2(1基はパワーオフ充電機能付き)、HDMI入力/出力×1、SD/SDHC/SDXC対応SDカードスロット、RealSence 3Dカメラ/約200万画素Webカメラなど。
本体サイズはW544×D250×H435mm(最小傾斜、カメラ収納時)、重量は約10.9kg。タッチ操作が可能な「タッチパッドリモコン」も付属する。カラーはファインブラックのみ。
DA770/AA
下位の「DA770/AA」の仕様は、上位の「DA970/AAB」とほぼ同等の仕様だが、ストレージが3TB HDD、搭載TVチューナー数が2基となる。また、RealSence 3Dカメラが省かれ、約92万画素Webカメラを搭載する。本体サイズはW544×D250×H435mm(最小傾斜、カメラ収納時)と、上位モデルと同等で、重量は約10.8kg。カラーはファインブラック、クランベリーレッド、ファインホワイトの3色。