新華社通信の報道によれば、米Appleは今年2015年の旧正月(Chinese New Year)までに中国内で新たに5つのApple Store店舗をオープンする計画だという。2008年の北京店から数え、今後1カ月以内に同国内のApple Storeは20店舗に達することになり、Appleの中国市場攻略にかける意気込みを象徴する出来事となりそうだ。
中国では旧正月前後が大型休暇となり、人や物の大移動が起こる時期にあたる。小売り業界にとってはかき入れ時でもあり、これをターゲットに一気に直営店を5店舗増やすのが今回のAppleの狙いとなる。新規オープン店舗の一部の概要は中国版Appleサイトでも確認できるが、5店舗のうち4つは新しい都市への進出であり、1つは河南省鄭州市の店舗、もう1つは1月24日のオープンが予告されている浙江省杭州市の西湖店となっている。
新華社通信によれば、米Apple CEOのTim Cook氏は今後2年で中国内店舗の数を40まで増加させる計画を表明しており、しばらくは拡大ラッシュが続きそうだ。