たばこの臭いが気になるという意見も多かった

日常生活のさまざまなシーンで多くの人と接している中で、ふと相手の"臭い"が気になった経験はないだろうか。一度気になってしまうと、なかなかそのことが頭から離れなくなってしまい、場合によっては仕事やコミュニケーションに支障をきたしてしまうこともあるだろう。

それでは、日常生活のどんな場面で他人の臭いが気になった経験があるのだろうか。マイナビニュース会員300人に他人の臭いについて聞いてみたので、そのときの詳しい状況を合わせて紹介しよう。


Q.あなたはこれまで、日常生活において他人の臭いが気になったことがありますか

はい: 68.3%

いいえ: 31.7%

Q.臭いが気になったシーンは、具体的にどのような場所・状況でしたか(複数回答可)


1位 相手と会話をしているとき(59.5%)
2位 相手が近くを通りかかったとき(52.7%)
3位 電車・バスなどに乗っているとき(43.4%)
4位 エレベーターを使っているとき(24.9%)
5位 自分の席で仕事をしているとき(10.2%)


■相手と会話をしているとき
・「車に乗せてもらったときに、その人の体臭が気になった」(31歳女性/学校・教育関連/技術職)
・「近くで話していて加齢臭が気になる人がいます」(26歳女性/学校・教育関連/技術職)
・「人の口臭が気になったり、タバコ臭が気になったりします」(32歳女性/食品・飲料/事務系専門職)
・「得意先との打ち合わせ時に狭い部屋で逃げ場を失った」(46歳男性/その他/クリエイティブ職)


■相手が近くを通りかかったとき
・「通りすがりに吐き気をもよおす様な何とも表現しがたい体臭が臭ってた」(50歳以上男性/情報・IT/クリエイティブ職)
・「同僚がとにかくひどい臭いだった。加齢臭とはまた違う臭いで、見るからに不潔で…。一度それで会議が開かれたくらい」(26歳女性/商社・卸/事務系専門職)
・「休憩室にめっちゃ体臭の臭いおじさんが入ってきて、その人が出て行っても、部屋中が臭かった」(26歳女性/アパレル・繊維/事務系専門職)
・「夏場にすれ違った際、汗の臭いが気になった」(32歳女性/運輸・倉庫/営業職)


■電車・バスなどに乗っているとき
・「満員電車で非常に距離が近いと体臭、柔軟剤臭、防虫剤臭もろもろ全部気になる」(31歳女性/電機/事務系専門職)
・「朝の満員電車や湿気が高い日の電車は特に人の臭いが気になり、どうしても気になって気持ちが悪くなることがよくあります」(25女性/医療・福祉/専門職)
・「おじさんの加齢臭で本当に苦手な人がたまにいて思わず遅刻覚悟で乗り換えた」(27歳女性/医療・福祉/クリエイティブ職)


■エレベーターを使っているとき
・「臭いに敏感なので体臭がきつい人は残り香であの人ここにいたと分かってしまう」(32歳女性/金属・鉄鋼・化学/秘書・アシスタント職)
・「近くで、ものすごく漂ってくる汗かおしっこなのか、もうよく分からない臭いに恐怖を感じる」(28歳女性/医薬品・化粧品/事務系専門職)
・「普段からなのですが、部長の臭いがものすごく気になります。特に近づいたときや閉鎖空間で」(50歳以上男性/電機/技術職)


■自分の席で仕事をしているとき
・「会社で隣の席の男性の香水の臭いがものすごく臭くて辛い。奥さんが注意しないのが不思議。むしろ、浮気防止か? ってくらい臭い!! 」(30歳女性/金融・証券/秘書・アシスタント職)
・「後ろを通る人の体臭が気になった」(31歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)


■総評

日常生活において、他人の臭いが気になった経験がある人は約7割いて、その中でも最も気になった場面は「相手と会話をしているとき」だった。その理由として「口臭」を挙げる人が圧倒的に多かったが、他には「たばこ臭がきつい」との意見も多く寄せられた。やはり、相手と近い距離で「会話」という形でしっかりと時間を共有すると、その臭いが気になる人も多いようだ。

2位は「相手が近くを通りかかったとき」となった。「すれ違った時にワキガの臭いを感じてしまいました」「香水の臭いがきつかった」などと、ほんのわずかなすれ違いでも強烈な臭いを体験したことがある人も多かった。また、全体を通して「香水がつらい」との意見も多く、あまりにきつい香水の香りに吐き気を覚えたことがある人も見られた。いくら自分のお気に入りの香りでも、周囲に迷惑がかかるような過度の使用は控えるようにしよう。

3位の「電車・バスなどに乗っているとき」では、「見るからに二日酔いのオジサンがいて、やむを得なく近づいたら思いっきり酒臭かった」など、お酒の臭いに耐えられないという回答が目立った。自分は気持ちよく酔っていても、周囲に迷惑がかかっている可能性があることを認識しておこう。

「エレベーターを使っているとき」では閉鎖された空間のつらさを、「自分の席で仕事をしているとき」では、隣の人がにおうとどうしようもないというつらさを嘆く人が見られた。

得てして、自分の臭いはなかなか気づきにくいものだが、その臭いに強い不快感を覚えている人がいる可能性もある。身に着けるものは常に清潔にしたり、一服した後はミント系のガムをかんだりするなど、最低限のエチケットは守るようにしよう。

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調査時期: 2015年1月15日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性109名 女性191名 合計300名
調査方法: インターネットログイン式アンケート