そろそろ結婚したいと考える女性が敏感になる言葉、婚活。婚活とは合コンやお見合いパーティー、結婚相談所等で積極的に結婚相手を探す活動を意味しますが、近年ではお見合いという形式ではなく知人に紹介を頼む、活動範囲を広げるために習い事を始めるなどして出会いの場を増やすことも婚活の一種として捉える傾向があります。この婚活ですが、うまくいかない女性にはある共通点があります。

■厚かましいことを自覚していない

「この人と結婚したら自分は幸せにしてもらえるか」という、相手に幸せにしてもらいたいという願望そのものが、厚かましい考え方です。幸せは、誰かに与えてもらうものではなく、結婚をするなら生涯を共にするパートナーと一緒に築き上げていくものではないでしょうか。

この厚かましさを自覚していない女性は、出会って即、相手の年収につながるような質問を平然とすることがあります。筆者は独身時代、婚活パーティーに参加した経験がありますが、ある女性が「ここには(年収が高そうな)社長がいない」と早めに切り上げて帰って行く姿を目撃して驚いたことがあります。

確かに企業の代表であれば、それなりの年収を得ているかもしれませんが、代表にのしかかる精神・金銭・肉体的なプレッシャーは周囲の想像を絶します。その苦労を想像することなく、高年収というおいしいところのみ自分で味わおうという思考も、「幸せにしてもらいたい」という厚かましい考え方が発端です。

厚かましいから、自分を顧みず相手に高スペックを望んでしまうのです。まずは「自分が相手に何を与えることができるか」と考えるようにすれば、この思考からは脱却できるのではないでしょうか。

■出会い方にこだわっている

ある日突然、理想に近い人と「偶然」出会うといった運命的な出会いは、婚活をするうえで持たないほうがいい考え方だと言われています。これは、周囲の既婚者を見れば一目瞭然。そういった少女漫画のような出会いをしている人はあまりいないはずです。

以前、筆者は短期間、結婚式のムービーにテロップを書く仕事をしていましたが、出会いの経緯を聞くと、黙り込むカップルが何組かいました。他人には言いづらい場で出会っていたからだと思います。ですが、出会う場や出会い方がどうであれ、2人が幸せならそれでいいのでは、と感じました。

■神頼みor占いの結果に頼りすぎる

縁結びに効果があると評判のパワースポットでは、深刻そうな顔をして単独行動をしている女性を見かけることが珍しくありません。藁にもすがる思いかもしれませんが、神頼みのみで行動に移さなければ、現実が変わるはずもありません。占いの結果に頼りすぎることも同様です。

もし当てはまってしまったら、「幸せは与えてもらうものではない」「出会い方にはこだわらない」「実際に一歩踏み出す」と考え方をあらためてみてくださいね。

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著者プロフィール

内埜さくら(うちの さくら)
恋愛コラムニスト。2,000人以上の人物取材の経験で磨かれた、鋭い洞察力が武器。著書は『恋がガンガンうまくいく魔法のフレーズ80』(講談社)。無料のメール恋愛相談は年間200人以上の男女が利用、リピーターも多い。相談を休止中の場合もあるので詳細はブログまで。恋愛コメンテーターとして『ZIP!』(日本テレビ)、『スッキリ!!』(日本テレビ)、『ばらいろダンディ』(MX-TV)などのテレビやラジオ、雑誌にも多数出演。