1994年にサンライズ制作のTVアニメが放映され、その後OVAも制作された『覇王大系リューナイト』が今年で誕生20周年を迎えたことを記念して、本作でキャラクターデザインと作画監督を担当したそえたかずひろ氏の初の個展「そえたかずひろ【覇王大系リューナイト 20周年記念】展」が東京・青山GoFaで開幕した。会期は、1月17日から2月1日。
会場には、そえた氏の手によって生み出された『覇王大系リューナイト』のTVシリーズ、OVAシリーズの原画やパッケージ用イラスト、ラフスケッチなど60点が所狭しと展示。線画から徐々に着色され最終的に一枚の作品として完成するアートグラフなど、今回の個展のために制作された限定グッズの数々や1階のカフェとコラボしたドリンクなども用意されている。
開催前日には、マスコミ向け内覧会が行われそえた氏も出席。同氏は「当時は、30代になったばかりで、初めてのキャラクターデザインと作画監督を担当させていただきました。どんな仕事でもそうだと思いますが、アニメの現場も誰かに教えてもらうものではないため、TVシリーズで1年、さらにOVAにも関わらせていただき、たくさん勉強をさせてもらったことは今でも感謝しています」と『覇王大系リューナイト』を振り返りながら、「今のTVアニメは1クールで終わってしまう作品が多いので、貴重な経験もさせてもらったと感じています」と当時を懐かしむように話していた。
また、初の個展開催については「言葉で説明するよりも、来ていただいて画を見てもらえれば魅力は伝わると思っています。ぜひ足を運んでください。今回の個展が成功すると、東京以外の場所でも個展を開くことができるかもしれません。応援よろしくお願いします」と東京以外の開催にも意欲を見せている。
なお、1月18日と31日には、会場で購入できる専用サインシートを購入した人を対象としたサイン会、24日には会場限定グッズを2,000円以上購入した人を対象としたミニトークショーの開催も予定されている。
■「そえたかずひろ【覇王大系リューナイト 20周年記念】展」
開催期間:1月17日~2月1日 ※月曜定休(祝日除く)
営業時間:12:00~18:00
会場:GoFa(東京都渋谷区神宮前5-52-2 青山オーバルビル2F
入場料:500円(コーヒーチケット付) / 800円 20周年記念缶バッチ付
(C)伊東岳彦/集英社・サンライズ