電気事業連合会は16日、2014年12月の発受電電力量(速報、10社合計)が前年同月比1.5%増の835億2,143万キロワット時となり、9カ月ぶりに前年を上回ったと発表した。12月の気温が前年より概ね低めに推移し、暖房需要が増加したことが主な要因。
電源別に見ると、火力発電は前年同月比0.9%増の627億318万キロワット時。発受電電力量全体が増加したことなどが影響した。一方、原子力発電は全ての原子力発電所が稼働停止しているため、2013年10月以降15カ月連続でゼロとなった。
水力発電は出水量が前年同月を上回ったことなどにより、前年同月比18.3%増の44億8,005万キロワット時。太陽光発電などの新エネルギー等は同1.7%減の2億3,041万キロワット時となった。
石炭消費量は544万5,955トン、重油消費量は104万3,772キロリットル、原油消費量は85万1,847キロリットル、液化天然ガス(LNG)消費量は536万8,311トンだった。