2015年4月発送予定『CRAZY CASE TOUCH MILLENNIUM FALCON』(4,860円/税込)

世代を問わず大人気の映画『スター・ウォーズ』から、男心をビシビシくすぐられるアイテムが登場した。現在バンダイの公式ショッピングサイト「プレミアムバンダイ」にて予約受付中の、宇宙船・MILLENNIUM FALCON(ミレニアム・ファルコン)を模したICカードケース『CRAZY CASE TOUCH MILLENNIUM FALCON』(2015年4月発送予定/4,860円/税込)である。使えば確実に周囲から注目を浴びるだろうこちらのアイテムを実際に使ってみた。

「ミレニアム・ファルコン」といえば、『スター・ウォーズ』に登場する宇宙船だ。ハン・ソロとチューバッカが搭乗していたといえば「ああ、あれ!」と思い出す人も多いだろう。偶然の積み重ねで無数の改造をくりかえし、ハイパードライブ起動時には光速の1.5倍の速度を出すことができる、銀河系最速の船である。

……OK、それはわかった。でも、その「ミレニアム・ファルコン」がいったいどうなればICカードケースになるというのか。(昨年、バットモービルをモチーフにしたiPhoneケース『CRAZY CASE BATMOBILE TUMBLER』も話題になったけど)あの船の形状とカードケースの形状がまったく合致しないのは筆者だけではないはず。

それでは実物をご覧いただこう。

こちらがミレニアム・ファルコンのICカードケースである。

ミレニアム・ファルコン

拡大すると再現ぶりがよくわかる

どうやってここまで作りこんだのか

見えにくいところも手を抜かない

じっくりご覧いただきたい。ちょっともう、びっくりするくらい細かい部分までよくできていることがわかるだろう。映画にだってここまで詳細な全体像は出てこなかったぞ、と思ったら、オフィシャルの設定資料をもとに造型を完全再現したのだとか。おそろしい執念である。何がそこまでバンダイを駆り立てたのか。商売うんぬんよりも、8割くらいは作品愛の力なんじゃないか。

大きく見えるかもしれないが、実際は手のひらサイズ

一番のポイントは、これがアート作品でも何でもなくて、ICカードケースということ。つまり、ここまでがっつり再現された「ミレニアム・ファルコン」の細部は、ケースとしての性能には何の関係もない、単なるこだわりなのだ!

いろいろな方向からご覧いただこう

サイドも完璧だ

映画のシーンが頭に浮かぶ

むしろ今後はこっちが設定資料として使われたりして

いやもう、脱帽である。作品への愛が極まると、これほどのものができてしまうのだ。1000年後くらいに何も知らない未来人が発掘したら、オーパーツとして博物館に飾るかもしれない。……ICカードケースだけど。

ところで、さっきからカードケースであることを強調しているが、ここまでのビジュアルを見る限り、どう見てもカードが入るスペースがなさそうだ。じゃあ、どこに入るのか。

裏返すと……

ここだ。
裏返すと、そこにはカードを収納するためのスロットが搭載されているのである。

写真では例として手元にあった適当なカードを入れてみたが、本来はICカードを入れて使う

スムーズに入って、勝手に落ちることもない

カードは引っかかることもなく、スムーズに入り、一度入れたら勝手に落ちるようなこともない。安心して使うことができるだろう。

で、このミレニアム・ファルコンカードケースだが、実はもうひとつのポイントがある。

光るのである。

ここが光るらしい

どこが光るのかというと、この部分。ICカードをケースに入れてICカード端末にタッチするたびに、本体の後部が発光するギミックがついているのだ。すごい。意味があるのかと問われたら「ない」と答えるしかないが、すごいことは間違いない。意味なんて求めてはいけない。これはロマンである。銀河系最速の速度を出す"ハイパードライブ"を再現したい。作り手のそんな熱い思いがひしひしと伝わってくる。

ということで、早速使ってみよう。カードをSuicaに入れ替えて、タッチで購入できる自動販売機までやってきた。

ちなみに、これだけゴツゴツした形状だと持ちにくいのではないかと心配していたのだが、全体的にラウンドした形状であることから、思った以上に手のひらへのフィット感は悪くない。28mmと薄型なので、ポケットはもちろん、かばんの隙間にさりげなく入れておくこともできるだろう。趣味性の強いケースだが、実は実用的でもあるのだ。

この時点ではまだ発光していないが……

端末に近づけると

!?

光った! 光るということは事前に知っていたのだが、実際に目の前で光るとものすごくテンションが上がる。「ミレニアム・ファルコン」が限りなく本物に近づいた瞬間だ。

光っている

ちなみに発光パターンは3種類あり、タッチするたびに光り方が変わる。タッチを終えても数秒間は発光が続くので、ぜひギミックをその目で楽しんでほしい。もちろん、発光パターンが3種類あることにも、「かっこいい」ということ以上の意味はない。いいじゃないか。実際、かっこいいんだから。

もちろん、改札でも光る。鉄道会社によっても違うかもしれないが、ICカード端末にカードをかざしたときの色が見事にシンクロしている。ミレニアム・ファルコン、発進! 思わずそんな言葉が出てきてしまう光景だ。

交通系ICカードは電車に乗るときだけでなく、先ほど使ってみたように自動販売機、さらにコンビニエンスストアなどさまざまな場所で幅広く使うことができる。そのときはぜひ、このミレニアム・ファルコンに入れたままタッチして発光させ、周囲の目をくぎ付けにしてほしい。(今年12月には最新作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』も公開されるし)

『CRAZY CASE TOUCH MILLENNIUM FALCON』は現在「プレミアムバンダイ」にて予約受付中で、商品価格は4,860円(税込)。予約は準備数に達し次第終了。商品の発送は、2015年4月を予定している。

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