経済産業省は14日、2014年企業活動基本調査(2013年度実績、速報)の結果を発表した。それによると、2013年度は1企業当たりのパートタイム従業者数が調査開始以来の最高値を更新したことがわかった。

主要産業別従業者数(出典:経済産業省Webサイト)

調査時点は2014年3月31日、事業内容などは2013年度または直近の決算日からさかのぼる1年間。有効回答は3万1,626社(従業員50人以上、資本金(出資金)3,000万円以上)。

1企業当たりの売上高は前年度比7.5%増の241.3億円。主要産業別では、卸売企業が同10.6%増の393.4億円、製造企業が同6.8%増の223.3億円、小売企業が同4.1%増の240.7億円との順となった。

1企業当たりの営業利益は前年度比42.1%増の8.3億円と大幅に増加。主要産業別では、製造企業が同54.2%増の10.5億円で最も多く、以下、卸売企業が同17.4%増の5.4億円、小売企業が同6.7%増の6.6億円と続いた。

1企業当たりの常時従業者数は前年度比2.5%増の484人。正社員・正職員数は同1.6%増の310人。パートタイム従業者数は同2.9%増の144人と、調査開始以来の最高値を更新した。

1人当たりの給与総額を主要産業別に見ると、製造企業は前年度比1.2%増の535.8万円、卸売企業は同2.3%増の504.3万円と増加した一方、小売企業は同0.9%減の243.9万円と減少した。